Stable Diffusion 3がAPI経由でのアクセス提供を開始

2024年4月20日

当記事のリンクにはアフィリエイト広告が含まれています。

Stability AIは、画像生成AIの最新版「Stable Diffusion 3」のAPIアクセスを提供開始し、一部の開発者が利用できるようになった事を発表した。合わせて、Stability AIはセルフホスティング用のモデルウェイトのリリースも予定している事も明らかにした。

新しいStable Diffusion 3モデルとTurboバージョンは、Fireworks AIとの提携により、Stability AI Developer Platform APIからアクセスできるようになった。Stability AIによると、Fireworks AIは99.9%のサービス可用性を保証するエンタープライズグレードのAPIソリューションを提供する。

Stable Diffusion 3は、DALL-E 3やMidjourneyといった主要な画像生成AIモデルと性能面で肩を並べると共に、これまで画像生成AIモデルが苦手としていたテキスト生成の面で大きな進化を遂げているという。これは、画像とテキストを別々のウェイトセットで表現する新しいMultimodal Diffusion Transformer（MMDiT）アーキテクチャによって実現されている。また、プロンプト理解も向上し、ユーザーの意図により忠実な生成が可能になっている。

stable diffusion 3Group 3 — (Credit: Stability AI)

APIアクセスに加え、Stability AIは、Stability AIメンバーがセルフホストするためのモデルウェイトをタイムリーにリリースする意向だ。同社はまた、Stable Diffusion 3を含むStable Assistant Betaプレリリースの少人数ユーザーを招待している。この限定リリースでは、Stable Assistantは、Stability AIの最新の画像モデルと言語モデルを使用してコンテンツを作成することができます。

Stability AIは、Stable Diffusion 3が悪意ある行為者に悪用されるのを防ぐため、モデルのトレーニングから始まり、テスト、評価、展開の段階を経て、「合理的な措置」を講じたと述べている。Stability AIは、研究者、専門家、コミュニティと協力することで、モデルとセキュリティを改善し続けると付け加えている。

Source