サイエンス
「海水と淡水」がエネルギーを生む:福岡で稼働した日本初「浸透圧発電」の仕組みと未来
2025年8月5日、福岡市で日本のエネルギー史に新たな1ページを刻む施設が静かに産声を上げた。太陽も風も必要としない。ただ、塩分濃度の異なる二つの水が出会うだけで、24時間365日、休むことなく電力を生み出し続けることが […]
別名: 海の中道奈多海水淡水化センター
福岡市および福岡地区水道企業団が運営する海水淡水化施設。慢性的な水不足に悩まされてきた福岡都市圏の安定的な水源確保を目的に2005年に稼働を開始した。逆浸透法を用いて海水から真水を製造する過程で、高濃度の「濃縮海水」を排出する。2025年には、この濃縮海水と近隣の下水処理水を活用した日本初の実用規模の浸透圧発電所が敷地内に建設され、水インフラとエネルギーインフラを統合した資源循環モデルの拠点となっている。