SamsungとQualcommが5G通信速度の20%向上を実現、2024年末に商用化へ
Samsungは、5Gネットワーク通信のデータ転送速度について、Qualcommとの協業により、大幅な向上を実現したことを発表している。 Samsungのプレスリリースによると、3GPP Release 17における主要 […]
別名: 1024の直交振幅変調
1024 QAM(Quadrature Amplitude Modulation)は、無線信号の振幅と位相の両方を変化させることで、一度に伝送できる情報量を増やすデジタル変調方式だ。従来のQAM方式と比較して、より多くのシンボル状態を持つため、限られた帯域幅内でデータスループットを飛躍的に向上させる。この技術は、特に5G移動通信システムやWi-Fi 6(802.11ax)、Wi-Fi 7(802.11be)といった最新の高速無線LAN規格で広く採用されている。QAMは、直交する2つの搬送波(I軸とQ軸)の振幅を変調することでデータを表現する。1024 QAMの場合、1つのシンボルで10ビット(2^10 = 1024)の情報を伝送できる。これは、例えば256 QAMが8ビット、64 QAMが6ビットであるのと比較して、一度に送れる情報量が大幅に増加することを示す。しかし、シンボル間の距離が狭まるため、ノイズや干渉に対する耐性が低下しやすく、高い信号対雑音比(SNR)が要求される環境での利用が前提となる。
1024 QAMの導入は、高密度なデータ伝送が求められる現代の無線通信において不可欠だ。基地局からユーザー端末へのダウンリンク速度向上や、AR/VRコンテンツ、高精細動画ストリーミングなど、大容量データをリアルタイムで処理するアプリケーションの普及を支える。今後、さらに高次の変調方式(例: 4096 QAM)の研究開発も進められており、無線通信のさらなる高速化と効率化が期待される。