サイエンス
AIが全固体電池向け電解質材料の重要な条件を特定:解き明かされた「無秩序の秩序」とは?
次世代のエネルギー貯蔵デバイスとして期待を集める全固体電池(All-Solid-State Batteries; ASSB)。その心臓部とも言える固体電解質の研究において、人工知能(AI)を用いた原子レベルのシミュレーシ […]
別名: LPS, Li-P-S
アモルファスリチウム・リン・硫黄(LPS)は、全固体電池の固体電解質として非常に有望視されている硫化物系材料の一種である。原子が不規則に並んだ非晶質構造を持つため、結晶粒界による抵抗がなく、機械的な柔軟性に優れている。これにより、電極材料との密着性を高めやすく、加工が容易であるという利点がある。一方で、その不規則な構造ゆえにイオン輸送メカニズムの解明が困難であったが、近年のAIシミュレーションにより詳細な解析が進んでいる。