Google Pixel 9シリーズの発表が近付くに連れ、リークが活発になって来ている。少し前にド派手なピンクのPixel 9の実機動画が公開されたが、今回はPixel 9とPixel 9 Pro XLの実機を比較する動画が複数公開された。これらはProと標準モデルのデザインの違いや、サイズ感が確認できる物で、発売が近付くに連れて、より具体的ないくつかの情報を与えてくれている。
Pixel 9との質感の違いや、Galaxy S24 Ultraとのサイズ感の違いが確認出来る
TikTokアカウント「PixoPhone」が公開した2つの動画により、Pixel 9シリーズの実機の姿が明らかになった。1つ目の動画では、Pixel 9とPixel 9 Pro XLのサイズ比較が行われている。この比較から、両機種のデザインの違いや特徴を詳しく観察することができる。
Pixel 9 Pro XLの特徴として、以下の点が確認できる:
- カメラバーに3つのカメラレンズ、LEDフラッシュ、温度センサーを搭載
- 側面には電源ボタンとボリュームロックボタンが配置
- 底面にはSIMトレイ、USB-Cポート、スピーカーを搭載
- 上部には5G ミリ波アンテナを設置
また、2つ目の動画ではPixel 9 Pro XLとSamsung Galaxy S24 Ultraのサイズ比較が行われている。Pixel 9 Pro XLはGalaxy S24 Ultraよりもわずかに小さいことが確認出来る。
デザイン面で興味深いのは、Pixel 9とPixel 9 Pro XLの仕上げの違いだ。Pixel 9は光沢のある背面パネルを採用しているのに対し、Pixel 9 Pro XLは指紋が目立ちにくいマット仕上げとなっている。一方で、側面のフレームはPixel 9 Pro XLは光沢のあるフレームを採用しており、Pixel 9はマットな質感となっている。全体的に、Proモデルは前世代よりも高級感が増している印象だ。
画面サイズについては、Pixel 9が6.24インチ、Pixel 9 Pro XLが6.73インチと予想されている。両者のサイズ差は大きくないものの、明確な違いが見て取れる。
これらのリーク動画で公開された端末には、Googleがプロトタイプ機を識別するために使用するエッチングが背面パネルに施されている。ただし、Googleのロゴ「G」が付いていることから、かなり完成に近い段階のハードウェアであると考えられる。
Googleは8月13日(日本時間8月14日)に「Made by Google」イベントを開催する予定で、この場でPixel 9シリーズの正式発表が行われると見られている。例年10月に行われていたイベントが2か月前倒しされたことで、Googleがどのような戦略の転換を図るのか注目が集まるところだ。
価格については、現在欧州の価格がリークされており、Pixel 9が100ユーロの値上げであることが報告されている。Pixel 9は価格が据え置きだが、画面サイズが小さくなっていることから実質的には値上げと言えるだろう。Pixel 9 Pro XLは標準サイズより100ユーロ高い価格設定となっており、全体的には大きな値上げだ。
日本での価格は不明だが、円安の影響を加味するとかなり高額な設定になりそうだ。
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