SDカードの容量がTB(テラバイト)の大台に乗ったのは2019年にSanDiskが初めて販売した時だが、ついにその最大容量が2025年には4TBになるようだ。
Western Digitalは、同社が買収したSanDiskブランドで、SD AssociationのSecure Digital Ultra Capacity(SDUC)規格に準拠した世界初となる4TBのSDカード「SanDisk Extreme PRO SDUC™ UHS-I」を2025年に発売することを発表した。このストレージは、カメラやラップトップを使用した高フレームレートの高解像度ビデオなどの「複雑なメディアとエンターテインメントのワークフロー」に向けて販売する予定であるとのことだ。
ちなみに、SD Associationが策定したSDUC規格では、最大128TBのストレージが計画されているが、1TBから4TBまでの進歩には5年以上がかかっているため、実際に128TBのストレージが登場するのはかなり先のことになるだろう。
SanDiskの4TBカードはUHS-I(Ultra High Speed-I)インターフェースを採用しており、クラス10に格付けされ、最大104MB/秒のデータ転送速度を持つ。また、Video Speed ClassはV30で、最小書き込み速度は毎秒30MBとなる。
Western Digitalは、SanDisk Extreme PRO 4TB SDカードを2025年中に発売するとしている。このカードの価格は明らかにされていないが、発売されれば非常に高価なものになる事は間違いない。
Western Digitalはまた、2TBのSanDisk Extreme PRO SDXC UHS-Iカードと、2TBのSanDisk Extreme PRO microSDXC UHS-Iメモリーカードを発売する計画も発表した。どちらも2024年夏に発売される予定だ。今回も価格は明らかにされていない。
さらにWestern Digitalは、SanDisk Express SDカードとmicroSDカードの新しいラインナップを発表した。これらのカードは、現行のSanDiskカードの最大4.4倍の速度を提供するとされている。128GBと256GBのバージョンが今年の夏にリリースされる予定だ。価格は明らかにされていない。
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