Microsoftが発表した「Copilot+ PC」は、その強力なAI処理能力と共に、Snapdragon Xシリーズチップの驚異的なバッテリー持続時間が明らかになったが、これまでリリースされているWindowsの膨大なゲーム資産をどの程度快適にプレイ出来るかは大きな関心事だろう。Qualcommは、ほとんどのPCゲームがSnapdragon X Eliteチップ上で「そのまま動作する」ことを約束していたが、これを裏付ける1つの資料として、Armベースのプロセッサを搭載したWindows PC上でゲームがどの程度快適に動くのかを示してくれる新たなサイトがオープンした。
Armチップでも多くのゲームは1080p解像度60FPS以上で動作するようだ
件のサイト「WorksonWoa.com」には、すでに1,000以上のゲームがデータベースに登録されている。このサイトは、Armベースのチップを搭載したPCの普及を目指す企業として定評のあるLinaroによって運営されている。Linaroは、Arm、Qualcomm、Microsoftの支援を受けて、すでにWindows on Armのオープンソースエコシステムを確立している。
新しいサイトでは、ゲームのWindows for Arm PCへの対応を「完璧」、「プレイ可能」、「動作する」、「プレイ不可能」の4つのカテゴリーに分類している。それぞれの意味は以下の通りだ。
- 完璧:1080pの解像度で60FPS以上で動作し、ゲーム体験に影響を与える不具合や問題はない。
- プレイ可能:1080pの解像度で30FPS以上で動作し、ゲーム体験に影響する不具合や問題は最小限。
- 動作する:ゲーム体験に影響を与える可能性のあるバグを伴う動作。
- プレイ不可能:アンチチートやその他の障害により動作しない。
ちなみに、人気ゲームの『PUBG』、『League of Legends』、『Fortnite』などのゲームは「プレイ不可能」としてリストされている。
一方で、『Warframe』や『Vampire Survivors』などの多くのゲームはサイト上で「完璧」としてリストされている。
ただし、サイトの注意書きによれば、ゲームがArmベースのWindows PC上でプレイ可能とリストされていても、それが「ゲームが動作することを保証するものではない」とのことだ。サイトは次のように付け加えている:
テストされた結果ですが、お使いの特定のマシンや構成では動作しない場合があります。結果が異なる場合は、自身の発見をサイトに投稿して貢献してください。
このサイトの情報を真に信頼に足るものとするためには、今年6月に発売されるSnapdragon Xシリーズチップを搭載したWindowsノートPCを手に入れたユーザーらの貢献にかかっている。彼らの多くが近い将来、このWebサイトに貢献することで、より多くの情報が集まり、後続への有益な情報となる事だろう。
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