Googleが、有料サブスクリプションプラン「Google One」の2TB以上のストレージプラン加入者に提供しているVPNサービスの提供が近く終了することが明らかになった。
「Google One VPN」と呼ばれるこの機能は、iOSでもAndroidでも、Googleの提供するVPN(Virtual Private Network)が利用できる物で、フリーWi-Fiアクセスポイントなどの暗号化されていないネットワークにアクセスした際に、これを利用する事でその通信の安全性を高めることが出来るサービスだ。
Google One VPNは当初、「Androidスマートフォンにオンライン保護の追加レイヤー」と「データが安全であるという安心感」を提供するもので、同社はその仕組みを詳しく説明したホワイトペーパーを発表していた。さらに、Googleは第三者によるシステムの監査を受け、クライアントAPIをオープンソース化したことも報告していた。
しかし、このサービスは間もなく利用できなくなる。9to5Googleによると、Google Oneの加入者は今週、Google One VPNが「今年後半」に停止されることを知らせるメールを受け取ったという。
Google Oneユーザー宛のメールには、VPN機能停止の具体的な理由は書かれていなかった。しかし、同社の広報担当者が9to5Googleに寄せた声明によると、この機能が閉鎖されるのは、「単純に人々が使っていないことがわかったから」というのが理由だという。Googleは、同機能の廃止により、チームは 「Google Oneでより需要の高い機能をサポートできるようになる」と付け加えた。
ただし、Google One向けのVPNサービスは終了するが、Google Pixel 7以降のスマートフォンユーザーは内蔵のVPNサービスを引き続き無料で利用できる。
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