Huaweiは、これまでのフラッグシップスマートフォンモデル「P」シリーズを改め、新たに4つのモデルからなる「Pura 70」シリーズを発表した。その最上位機種である「Pura 70 Ultra」にはそのユニークな機能性で恐らく話題をさらうことになるであろう電動開閉式レンズを備えた新たなカメラが搭載されている。
Pura 70ラインナップには、Pura 70ベースモデル、Pura 70 Pro、Pura 70 Pro Plus、Pura 70 Pura Ultraが含まれる。
ベースモデルは、LTPO OLEDディスプレイ、リフレッシュレートは1~120Hzの可変式、4,9000mAhのバッテリー、12GBのRAM、最大1TBのストレージを搭載しており、十分ハイエンドモデルと言える性能を備えている。ディスプレイのガラスは第2世代のKunlunガラスを採用している。
ベースモデル以外はカーブディスプレイを備えている。
Huaweiは、Pura 70シリーズに搭載されているチップセットを公表していないが、サードパーティのレポートによると、少なくとも1機種はKirin 9010チップセット(12コアCPUと自社製GPUのMaleoon 910を搭載)を搭載するという。
Pura ProとPura 70 Pro Plusは、Pura 70 ProとPura 70 Plusを区別するものはほとんどない。Pura 70 Pro Plusには16GBのRAMが搭載されているのに対し、Pura 70 Proには12GBのRAMしか搭載されていない。
Pura 70 ProとPro Plusは共に、50MPのメインカメラセンサーと12.5MPの超広角レンズ、48MPの望遠レンズを搭載している。どちらも5,050mAhのバッテリーを搭載し、100Wの有線急速充電と80Wのワイヤレス充電が可能だ。
Pura 70 Ultaは、5,200mAhと少し大きめのバッテリーで、同じ充電方式と速度となっている。また、16GBのRAMと512GBまたは1TBのストレージを搭載している。
Pura 70 Ultraが他のモデルと異なるのはカメラだ。メインユニットはなんと50MPの1インチセンサーと、高級デジカメ並みの巨大なセンサーを積んでいる。これは、通常なら薄型デバイスに搭載するのは信じられないほど難しい物で、同社の技術力を感じさせる物だろう。
Huaweiは、Pura 70 Ultraに開閉式レンズを搭載することにしたが、こうした可動式のユニットについては耐久性が気になるところ。Huaweiによれば30万回の格納と慎重が可能としている。ユニットが大きくなるということは、より多くの光を得られるということであり、Huaweiによれば、時速300kmの移動体を撮影できるということだ。一般的に、従来のカメラでは、より高いシャッタースピードでより多くの光を必要とする。より大きなセンサーがこれを実現する。Pura 70 Ultraは、巨大な本体を補完する超広角レンズと望遠カメラも搭載している。
Huaweiは当面、Pura 70シリーズを中国国内でのみ発売するが、いずれ世界展開する可能性もある。
Sources
- Huawei: HUAWEI Pura 70 Ultra
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