Appleが2024年第2四半期にM4搭載MacBook Proを発表する可能性は以前報じられたが、新たに業界関係者からこれを裏付ける情報がもたらされた。ディスプレイサプライチェーンの専門家によると、新型MacBook Pro用の14インチと16インチディスプレイの出荷が予定通りに進んでおり、年末商戦に向けて発売の準備が着々と進められているようだ。
M4 MacBook Proの登場が間近に
新型MacBook Proのディスプレイ出荷に関する情報は、業界で高い評価を得ているRoss Young氏によってもたらされた。Display Supply Chain Consultantsの創設者兼CEOである同氏は、14インチおよび16インチのMini-LEDディスプレイが7月か8月に出荷される見込みだと述べている。この情報は、Appleが例年10月頃に新製品を発表するスケジュールと合致しており、M4搭載MacBook Proの2024年第4四半期発売を裏付けるものとなっている。
M4チップについては、M4、M4 Pro、M4 Maxの3種類が開発中であることが報じられている。これらのチップセットは、MacBook Pro以外の製品にも搭載される可能性がある。特に注目を集めているのが、完全に再設計されたMac miniで、現行のApple TVと同程度のサイズになるとの情報もある。
一方、14インチと16インチのM4 MacBook Proについては、外観の大幅な変更は予定されていないようだ。しかし、アナリストのMing-Chi Kuo氏によると、2025年モデルでは新しいカメラモジュールが採用される可能性があるという。
昨年Appleは、M3、M3 Pro、M3 Maxチップを搭載したMacBook Proラインナップを発表した。今回のM4シリーズの導入が実現すれば、Mac製品の更新サイクルとしては過去最短となる。既に行われたベンチマークテストでM4チップの性能が高く評価されていることから、より強力なバリエーションのAppleシリコンが実現する性能に期待が高まっている。
この新型MacBook Proの登場は、Appleのハードウェア戦略における重要な一歩となる。同社は9月に予定されているiPhone 16ファミリーの発表に続き、年末に向けてMacラインナップを強化する構えを見せている。高性能なM4チップの搭載により、MacBook Proはクリエイティブプロフェッショナルやパワーユーザーにとってさらに魅力的な選択肢となることが予想される。
Sources
コメント