サイエンス– Science –
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わずか数秒で充電出来るナトリウムイオン電池の開発に成功
韓国科学技術院(KAIST)の研究者らが、なんとわずか数秒で充電可能だという高出力ハイブリッド・ナトリウムイオン電池の開発に成功したという。 これは、わずか数秒というごく短時間での充電が可能なこともさることながら、ナトリウムという地球上に豊富... -
時間が存在しないことを論理だけで証明する方法
現代物理学は、時間は幻想かもしれないと示唆している。例えば、アインシュタインの相対性理論は、宇宙は静止した4次元のブロックであり、すべての空間と時間が同時に存在することを示唆している。 ある観測者にとっては未来でも、別の観測者にとっては過... -
地球外生命体の星は“紫色”に染まっているかも知れない
地球を宇宙から観察したときに、青く輝く水と共に、生命の営みを感じられる色として“緑色”がある。(砂漠化で茶色も増えてきているが)。だが、地球外生命体を探すために、天文学者は“紫色”に焦点を当てて探索を行う必要があるかも知れない。 地球に生命が... -
「量子インターネット」の実現に繋がる量子情報の送受信に初めて成功
インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らは、世界で初めて量子データを2台のマシンの間で転送し、その出力を読み取ることに成功した。これは、超安全で超高速な量子インターネットへの第一歩となる可能性を秘めた画期的な成果である。 量子情報を共有... -
リサイクル困難だった強化プラスチックが超臨界水によって99%リサイクル可能に
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、炭素繊維と樹脂を組み合わせて作られた複合材料で、軽量であるにも関わらず驚異的な強度を誇り、航空宇宙産業、船舶や自動車など、多くの分野で活用されている。だが、分解が難しく、これまではリサイクルされずに埋... -
米空軍、AI対人間のドッグファイト成功を確認
AIの軍事利用は常に懸念を巻き起こす物ではあるが、米軍は躊躇なくこれを実行しており、昨年、AIによる戦闘機の飛行試験を成功させていた。この研究はその後も続けられており、改良が続けられた結果、人間のパイロットとの模擬空中戦に成功した事が明らか... -
中国では45%の都市が大規模な開発によって地盤沈下を起こしている
およそ1年前、米国ニューヨークのマンハッタン島が高層ビルの重みで地盤沈下を起こしていることが研究から明らかになったが、どうやら大都市の地盤沈下は世界的な問題のようだ。 中国の研究者らの行った新たな調査では、中国全土の主要都市が沈下しており... -
QuEra、ハーバード、MITらが拡張可能な誤り耐性量子コンピューター開発におけるブレークスルーを発表
本記事は旧サイトにおいて2023年12月7日に公開した記事を加筆・修正した物です。 量子コンピューターが論理量子ビットを用いてエラー耐性のある操作を実行可能にすると言う技術に関する最新の研究が、学術誌『Nature』に掲載された。この研究は、主にハー... -
天の川銀河で太陽33個分の質量となる観測史上最大の恒星ブラックホールが発見される
ESAの宇宙望遠鏡GAIAが、天の川銀河の中でこれまで発見された中で最も巨大な恒星ブラックホールを発見した。その大きさは太陽の33倍の質量を持ち、地球から“わずか”1926光年しか離れていないのだ。 ブラックホールには、銀河の中心に存在する超大質量ブラ... -
なぜロボットは文化的に鈍感なのか?そして研究者らはそれをどのようにして修正しているのか?
ロボットが寝室で英国の老人に話しかけている。ロボットは朗らかな態度で、心地よい甲高い声を出している。 ロボットは--おそらく男性の年齢のせいだろうが--男性に第二次世界大戦の思い出を尋ね始めた:「あなたとあなたの家族が経験しなければならなかっ...