先日のPlaystation 5の日本における値上げや、PlayStation 5 Proの発表で(色々な点で)話題のSonyだが、今回、認定再生品のPS5を海外で直販する計画が判明し、より手頃な価格でこの人気ゲーム機を入手できる可能性が出てきた。
Sonyによる認定再生品PS5の直販計画
Sonyは近々、「Certified Refurbished(認定再生品)」としてPS5本体とコントローラーを直接PlayStation公式サイトで販売する予定であることが明らかになった。この動きは、高性能な次世代機を求めるゲーマーと、よりコストを抑えたい消費者の両方のニーズに応えるものと言える。
認定再生品のPS5は、新品と同等の機能を持ちながら、より低価格で提供される。Sonyによれば、これらの製品は「新品同様」の品質を保証するという。具体的には、新品のPlayStation製品と同等の機能基準を満たす厳格な再認証プロセスを経ており、必要に応じて純正のPlayStation交換部品が使用されている。
価格面では、ディスクドライブ搭載モデルが399.99ドル、デジタルエディションが349.99ドルで販売される予定だ。これは新品のPS5 Slimモデルと比較して、それぞれ100ドルの割引となる。また、DualSenseワイヤレスコントローラーの再生品も59.99ドルで提供される。
注目すべきは、これらの認定再生品が新品と同じ1年間の限定保証付きで提供される点だ。ただし、Sonyは「軽微な外観上の欠陥がある可能性がある」と注記している。パッケージにも「認定再生品」であることが明記されるという。
この認定再生品PS5の販売計画は、Sonyが最近発表したPS5 Proとの関連で注目される。PS5 Proは、より高性能なグラフィックスと60fpsのフレームレートを維持しつつ、119,800円という高価格帯で9月26日から予約受付を開始する予定だ。11月7日の発売を控え、高性能ゲーム機市場に新たな選択肢を提供する。
PS5 Proの発表と認定再生品の販売は、Sonyがゲーム市場の多様なニーズに対応しようとする戦略の一環と見られる。高性能機を求めるコアゲーマーにはPS5 Proを、コストパフォーマンスを重視する層には認定再生品を提供することで、幅広い顧客層の獲得を狙っているものと思われる。
認定再生品の販売開始日は明らかにされていないが、ホリデーショッピングシーズンを控えていることから、近々開始されると予想される。この動きは、新品のPS5の需要に影響を与える可能性があるものの、全体的にはPlayStationプラットフォームのユーザーベース拡大につながると期待される。
今回の認定再生品PS5の直販は、ゲーム機の持続可能性と再利用の観点からも注目される。環境への配慮が求められる現代において、高性能電子機器の再生利用を促進する取り組みとして評価できるだろう。
ただし、これは現時点では海外の直販サイトでの話題であり、日本ではまだアナウンスがないため、認定再生品(整備済み品)の販売が行われるかは不明だが、可能性としてはあり得ない話でもないのではと思われる。続報が待たれる所だ。
Sources
- PlayStation: Shop Certified Refurbished
- via The Verge: Sony will sell you a refurbished PS5 if you don’t want to drop $700 on a Pro
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