生産性向上ツールとして人気のNotionが、待望のメールクライアント「Notion Mail」を発表した。現在プレビュー段階にあるこの新サービスは、従来の受信トレイの概念を一新し、AIを活用した革新的なワークフローの実現を目指している。
注目の新機能と特徴
Notionは今年初めにプライバシー重視のメールサービス及びアプリ開発のSkiffを買収している。今回の「Notion Mail」にも、Skiffの技術が活かされているようだ。
だがNotion Mailの最大の特徴は、NotionのAI機能との統合である。具体的には以下の2つの革新的な機能が提供される:
- AIによる自動メール整理:採用関連メールの段階別分類など、AIプロンプトを使用したスマートフィルタリング機能
- コミュニケーション自動化:スケジュール調整やフォローアップなどの定型的なやり取りをAIが代行
また、既存のNotion Calendarとの連携により、メール内に予定調整用のスケジューリングボタンを簡単に挿入できる機能も搭載されている。
まだプレビュー段階であり、ウェイトリストでテスト参加者を募っている段階なので具体的な詳細は不明だが、Gmailクライアントに近いものになっているようだ。
Notion によると、ユーザーが「従来の堅固な受信箱のやり方を捨て、電子メールがユーザーとワークフローのために機能する新しいやり方を受け入れる」ことができる電子メール エクスペリエンスを構築することが目的だという。
だが、Gmailと異なる特徴的な機能として、フィルタリングされたビュー内でのメールの優先順位付けが可能となっている。これはGmailでは主要な受信トレイでしか利用できない機能で、Notion Mailではより柔軟な情報管理が可能である。
また、Notion Calendarとの統合も便利な機能だ。ユーザーは、自分のカレンダーと空き時間に直接リンクするスケジュール ボタンをメールに追加できるようになると言う。
サービス開始時期と提供体制
現在、Notion Mailは「近日公開予定」とされており、具体的な開始時期は明らかにされていない。興味のあるユーザーは、早期アクセス用のウェイトリストに登録することが可能だ。
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