Appleが少なくとも一つのMacに“劇的な変更”を加えることが今週初めに伝えられたが、どうやら大幅なアップデートを受けるMacの一つが「Mac mini」である可能性が新たに報じられている。BloombergのMark Gurman氏が複数の信頼できる情報筋から得た情報に基づき報じているが、それによると、2024年末にリリース予定の新型Mac miniは、最新のM4チップを搭載するだけでなく、驚くほどコンパクトな新デザインを採用し、実に14年ぶりの大幅な刷新となるようだ。
劇的に小型化するM4 Mac mini
BloombergのMark Gurman氏の報告によると、新しいMac miniはApple TVに近いサイズになるという。具体的には、現行のApple TVよりも若干背が高くなる可能性があるものの、設置面積は大幅に縮小されるとのことだ。これは、2010年6月に発売された初代アルミニウムユニボディモデル以来、Mac miniにとって初めての大規模なデザイン変更となる。
新型Mac miniは、最低3つのUSB-Cポート、電源コネクタ、HDMIポートを備えると予想されている。これは現行モデルと比べるとポート数が減少することになるが、複数の外部ディスプレイやその他のアクセサリーをサポートするのには十分な接続性を維持すると見られる。
興味深いことに、この大幅な小型化にもかかわらず、新型Mac miniは内蔵電源ユニットを維持するようだ。これは、多くの小型PCが外付け電源アダプターを採用していることを考えると、注目に値する設計上の選択だ。
プロセッサに関しては、新型Mac miniはM2チップを飛び越えて、最新のM4チップを搭載する予定だという。標準モデルにはApple M4プロセッサが、上位モデルにはまだ発表されていないM4 Proが搭載されるとのことだ。この戦略は、エントリーレベルのMac miniと、よりパワフルなMac Studioの間の性能差を埋めることを目的としているようだ。
価格設定については現時点で明確な情報はないが、Gurman氏は新デザインのMac miniが「製造コストの削減につながる可能性がある」と述べている。これが最終的な小売価格にどのような影響を与えるかは不明だが、消費者にとっては朗報となる可能性がある。
新型Mac miniの発売時期については、標準的なM4モデルが2024年後半に登場し、M4 Proモデルがそれに続いて発表または発売される可能性が高いようだ。この新製品は、AppleのMacラインナップ全体のM4への移行の一環として位置付けられており、iMac、MacBook Pro、MacBook Air、そしてMac StudioやMac Proといった高性能デスクトップモデルも2024年末からM4へと順次アップデートされる見通しだ。
この大胆な刷新は、Appleが小型かつパワフルなコンピューティングへの需要に応えようとしていることを示している。新型Mac miniは、限られたスペースで最大限のパフォーマンスを求めるユーザーにとって、魅力的な選択肢となりそうだ。
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