AMDのコードネーム「Strix Point」こと「Ryzen AI 300」モバイルプロセッサは、現在2つのSKUで7月にも登場すると見られているが、AMDがこれまでもビジネス向けに「PRO」バージョンをラインナップしてきたように、「Ryzen AI」モバイルプロセッサに2つのPRO SKUを準備していることが明らかになった。
「Ryzen 9 PRO AI HX」と「Ryzen 7 PRO AI」の2つが出荷明細から
出荷明細から明らかになったのは「Ryzen 9 PRO AI HX」と「Ryzen 7 PRO AI」と呼ばれる2つのProモデルだ。詳細は不明だが、Ryzen AI 300シリーズが“AI”と銘打ち、XDNA2ベースのNPUを搭載し、AI処理機能を強化していることから、同様に“AI”の名を冠する「Ryzen 9 PRO AI HX」と「Ryzen 7 PRO AI 」も同様に強力なNPUを搭載し、これまでのRyzen PRO SKUと同様に、ビジネス用途でのセキュリティ対策に重視した機能搭載する物と見られる。
興味深いのは、Ryzen 7 PRO AIとされるプロセッサも12コアと記されている点だ。
ビジネス向けのRyzen PROシリーズはベースとなるコンシューマ向けのモデルの命名規則に従っていたため、Ryzen 7 AI 365が10コアだったことを考えると少し奇妙ではある。
AMDによるRyzen PROシリーズの発表はまだ行われておらず、Ryzen AI 300シリーズもまだ搭載製品は発売されていないため、今回のRyzen PROシリーズの発表ももうしばらく後になると思われる。加えて、AMDはビジネス向けのRyzen 9000 PROシリーズも時期を同じくして発表する事になるだろう。
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