Appleが次世代のAirPods Proを開発中であることは疑いようのない事実だろうが、これが大幅に進化したアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載する可能性が高いことが著名リーカーにより報告されている。そしてそれが“すぐに”登場するというのだ。
AirPods Pro 3に革新的なデジタルANC技術が導入される可能性
新型AirPods Proの最大の特徴は、飛躍的に強化されたデジタルANC機能になりそうだ。著名リーカーのKosutami氏は、この新しいANCが「前のバージョンよりもはるかに優れている」と報告している。現行のAirPods Pro 2が「最大2倍」のノイズキャンセリング性能を謳っていることを考えると、次世代モデルではさらなる進化が期待できるようだ。
この大幅な改善は、主にソフトウェアと音声処理技術の向上によってもたらされると考えられている。つまり、イヤホン本体のデザインを大きく変更することなく、性能アップを実現できる可能性が高い。これは、Appleが限られたスペース内で最大限の効果を追求していることを示唆している。
新型AirPods Proには、ノイズキャンセリングの改善以外にも注目すべき機能が搭載される可能性がある。以前の報告によれば、体温や脈拍等の新しい健康関連機能や新型オーディオチップの搭載も計画されているという。これらの機能は、単なるオーディオデバイスを超えた、より包括的なヘルスケアデバイスとしてのAirPods Proの位置づけを強化する可能性がある。
さらに興味深いのは、2026年に予定されているという、より野心的なアップグレードだ。噂によると、Appleは将来的にAirPods Proにレーダーカメラを搭載し、Apple Vision Proの使用中にリアルタイムで音声を調整する機能を追加することを検討しているという。これが実現すれば、拡張現実(AR)体験における音響の役割が大きく変わる可能性がある。
一方、より近い将来の動きとしては、Appleが9月9日に開催予定の「It’s Glowtime」イベントで、ノイズキャンセリング機能を搭載したAirPods 4を発表する見込みだ。これにより、Appleのワイヤレスイヤホンラインナップがさらに充実することになる。
発売時期については、情報筋によって見解が分かれている。Kosutami氏は「すぐに」と述べているが、具体的な日程は明らかにされていない。一方、BloombergのMark Gurman氏は、より慎重な見方を示しており、AirPods Pro 3の発売を2025年と予測している。AirPods Pro 2の発売から2年というこのタイミングは微妙なところで、実際すぐに登場してもおかしくはなさそうだが、AirPods Proの初代から2代目までの間隔を考えれば来年までかかる事も考えられそうだ。
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