Samsung Galaxy S25 Ultraと見られるデバイスの画像がリークされた。長年信頼性の高いリークで知られるIce Universe氏が共有した画像によると、次期フラッグシップモデルは大幅なデザイン変更を遂げる可能性が高いようだ。これまでのUltraシリーズの特徴であった「ボックス型」デザインから、より丸みを帯びたコーナーへと進化し、ユーザビリティの向上とスマートフォン業界の最新トレンドへの対応を果たす可能性がありそうだ。
Galaxy S25 Ultraはラウンドデザインへと大きなデザイン変更を行う可能性
Galaxy S25 Ultraの新デザインは、機能性と美学の融合を目指していると考えられる。Ice Universe氏が公開した画像から、最も顕著な変更点として丸みを帯びたコーナーが確認できる。これは2022年のGalaxy S22 Ultra以来、Ultraシリーズで採用されてきた角張ったデザインからの大きな転換だ。この新しいアプローチにより、デバイスの握りやすさが向上し、長時間の使用や片手での操作時の快適さが増すと予想される。さらに、角が丸くなることで、ポケットへの出し入れがスムーズになり、衣類への引っかかりも減少するというメリットもありそうだ。
デザインの変更に加えて、Galaxy S25 Ultraは薄型化も図られているようだ。Ice Universeの以前の情報によると、このモデルはGalaxy Note 20 Ultra以来最も薄いUltraモデルになる可能性がある。同時に、ベゼルの更なる薄型化も進められており、リーク画像ではこれまで以上に画面占有率が高くなっている様子が見て取れる。これにより、同じ本体サイズでより大きな画面を実現できる可能性が高まっている。
しかし、このデザイン変更には課題も存在する。丸みを帯びたコーナーの製造プロセスは、角張ったデザインと比較してコストが高くなる傾向がある。一般的に、ラップトップメーカーが製造コスト削減のために角張ったデザインを採用することがあるのと対照的に、Samsungはこの投資が製品の魅力向上につながると判断したものと思われる。また、新デザインはiPhone 16 Pro Maxに似た印象を与える可能性があるが、S-Penの搭載により機能面での差別化を図ることができるだろう。
カメラシステムに関しては、興味深い進化が予想されている。50MPの3倍望遠カメラが採用される可能性が示唆されており、これは現行モデルの10MPから大幅な解像度アップグレードとなる。ただし、その他のカメラ構成については現行モデルと同様になるとの情報もある。具体的には、200MPのメインカメラ、50MPの超望遠カメラ、50MPの超広角カメラ、そして12MPのフロントカメラという構成が予想されている。
バッテリー容量と充電速度に関しては、大きな変更は見込まれていない。5,000mAhのバッテリー容量と45Wの有線充電速度は、現行のGalaxy S24 Ultraと同様になる可能性が高い。これは、薄型化と高性能化のバランスを取るための選択と考えられる。
プロセッサに関しては、最新の製造プロセスを採用したチップセットが搭載される見込みだ。具体的には、3nmプロセスを採用したQualcommのSnapdragon 8 Gen 4チップの搭載が予想されている。このチップにはQualcommのカスタムOryon CPUコアが搭載され、性能向上が期待される。一方、Galaxy S25とGalaxy S25+については、SamsungのExynos 2500チップセットが採用される可能性があり、次世代のArm CPUコアとAMD RDNA基盤のXclipse 950 GPUを搭載すると言われている。
素材面では、Galaxy S25 Ultraはチタニウム製シャーシを継続して採用する見込みだ。ただし、改良された接合プロセスにより、Grade 2チタニウムが使用される可能性がある。これにより、高級感と耐久性の両立が図られると予想される。
なお、これらの情報はあくまでリークや噂に基づくものであり、正式発表までは変更の可能性がある点に注意が必要だ。Galaxy S25シリーズの正式発表は、例年通りであれば2025年初頭になると予想される。
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