ポケモンシリーズの開発元として知られる株式会社ゲームフリーク(Game Freak)が大規模なハッキング被害に遭った。この事件により、同社の機密情報が大量に流出し、多くの未公開情報が流出したようだ。
Game Freakハッキング事件の衝撃的な全容
情報筋によると、ハッカーらは1TB(テラバイト)を超える膨大なデータを窃取したとされる。この中には、過去のポケモンゲームのソースコードや、未発表の新作タイトルに関する情報が含まれているという。
この事態は、近年ゲーム業界で相次ぐサイバー攻撃の最新事例となった。昨年には、Marvel’s Spider-ManシリーズやRatchet and Clankシリーズで知られるInsomniacがランサムウェア攻撃を受け、従業員の個人情報や将来のプロジェクトの詳細が流出する事件が発生している。
Game Freakのハッキング被害は、ポケモンファンのみならず、任天堂のハードウェア戦略にも影響を及ぼす可能性がある重大な事件だ。
流出情報が明かす多くのプロジェクト
ハッキングにより流出した情報の中で、最も注目を集めているのが次世代ポケモンゲームとNintendo Switch 2に関する詳細だ。
ポケモンシリーズの第10世代となる新作は、開発コードネーム「Gaia」と呼ばれ、進行中であることが明らかになった。興味深いことに、このタイトルは現行のNintendo Switchと、その後継機となるNintendo Switch 2の両方で発売される計画だという。
また、Nintendo Switch 2自体のコードネームが「Ounce」であることも確認された。これは以前から噂されていた情報を裏付けるものだ。
さらに、Game FreakがILCAと共同で開発中の別プロジェクト「Synapse」の存在も明らかになった。これは対戦に重点を置いたマルチプレイヤーゲームであり、情報筋は「スプラトゥーンに似たゲーム」と表現している。
ポケモンMMOの実現なるか
流出情報の中で、多くのファンの注目を集めているのが、長年待望されていたポケモンMMO(Massively Multiplayer Online)ゲームの開発を示唆する情報だ。
ハッキングにより流出したファイルの中に「mmo_test」というラベルが付されたものが存在することが確認された。これは、Game Freakがついにポケモンの世界観を活かしたMMOゲームの開発を検討している可能性を示唆している。
ポケモンMMOは、シリーズのファンが長年夢見てきたプロジェクトだ。もしこの情報が事実であれば、ポケモンフランチャイズにとって革命的な一歩となる可能性がある。
過去作品のソースコードも流出
今回の流出では、未来のプロジェクトだけでなく、過去の人気作品のソースコードも含まれていたことが判明した。具体的には、『ポケモンハートゴールド・ソウルシルバー』、『ブラック2・ホワイト2』のソースコードとベータビルドが流出したとされる。
これらの情報は、ゲーム開発の歴史的資料としての価値がある一方で、著作権侵害や不正利用のリスクも高い。Game Freakと任天堂は、この状況に対して迅速な対応を迫られることになるだろう。
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