あまり知られていない事だが、5月の第1木曜日は「World Password Day(世界パスワードの日)」とされている。人々のセキュリティ意識を高め、個人情報の保護のためにはパスワードの管理が必要不可欠であると言うことから始められた取り組みだが、本日Microsoftはパスワードのない未来を目指す同社の取り組みの一環として、Microsoftのコンシューマーアカウント向けにパスキーのサポートを開始することを発表した。
パスキーとは何か?
パスキーは、従来のパスワードをデバイス独自の認証方法に置き換えることが出来るものだ。iPhoneのFace ID、Androidスマートフォンの指紋センサー、またはPCのWindows Helloを有効化するだけで、Gmail、PayPal、iCloudにサインインできる。詳細はこちらのページでご覧頂ける。
Microsoftアカウントの所有者はWindows、Android、iOSでもパスキーを生成できるようになり、これによって、毎回パスワードを入力することなく、Microsoftアカウントに簡単にサインインできるようになる。
Microsoftアカウントでのパスキーの生成はこちらのリンクから可能だ。
リンクにアクセスし、Microsoftアカウントにログインすると、以下の様にパスキーの追加をはじめとした新たなサインイン方法が提示される。パスキーは一番上の項目を選択すれば作成出来る。
その後、顔、指紋、PIN、またはデバイスを使用してパスキーでサインインするためのセキュリティキーを選択できる。
iPhoneなどのスマートフォンでパスキーを作成するならば、この後に表示されるQRコードをスマートフォンでスキャンすれば完了だ。
作成したパスキーは、デスクトップやモバイルブラウザでMicrosoft 365やCopilotを含むMicrosoftのアプリやWebサイトにサインインするために使用できる。モバイルアプリでもパスキーサポートは、今後数週間のうちに展開されるとのことだ。
Microsoftのこうした動きに先駆けて、AppleやGoogle、PayPalなどの企業は1年以上前からパスキーの対応を行っている。
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