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NVIDIA RTX 5090は448ビットバスと28GBのGDDR7メモリを搭載か、更なる「Super」や「Ti」登場の可能性も

Y Kobayashi

2024年6月1日

NVIDIAの「Blackwell」RTX 5090グラフィックボードに搭載されるGB202 GPUとRTX 5080に搭載されるGB203がそれぞれテープアウトされたようだ。加えて、以前報じられたものとは異なり、RTX 5090のVRAM構成は少し控えめなものとなるという新たな情報ももたらされた。

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RTX 5090はRTX 4090から50%の性能向上か

Chiphell ForumのPanzerlied氏は、以前の情報を更新し、RTX 5090が448ビットのメモリ・バス幅を持つ事を報告している。同氏は以前、RTX 5090が512ビットのメモリ・バス幅を持つと述べていたが、これを否定した形だ。

これはつまり、以前同氏によって報告されていたメモリ構成が16個ではなく、14個のメモリモジュールになる事を意味する。GDDR7メモリを採用するとされていることから、恐らく2GBメモリモジュールを搭載するとすれば、RTX 5090は28GBのVRAMを搭載することになりそうだ。

メモリが28Gbpsを採用するか、32Gbpsを採用するかは不明だが、歩留まりの関係から28Gbpsのモジュールを採用する可能性が高いという。そうなると、メモリ帯域幅は1,568GB/sとなることになり、それでもRTX 4090(384ビット @ 21 Gbps、1,008GB/s)と比較しても50%の向上となりそうだ。これが32Gbpsのメモリだった場合、1,792GB/sとなるが、これについては現時点では不明だ。

GB202はフルスペックでは512ビットをサポートするが、GeForce RTX 5090は448ビットまでをサポートすると言うことで、NVIDIAは、GeForce RTX 5090 TiまたはSuperと言う、更に高性能な512ビットのバリエーションをリリースする計画なのかも知れない。512ビットのメモリ・バス幅を備えた場合、メモリ帯域幅は28Gbpsモジュールで1,792GB/s、32Gbpsモジュールならば2,048GB/sと、RTX 4090の実に2倍以上となる。こうしたモンスタースペックも見てみたいものだ。

GB202AD102
GPC12 (各GPU当たり)?12 (各GPU当たり)
TPC8 (各GPC当たり)?6 (各GPC当たり)
SM2 (各TPC当たり)?2 (各TPC当たり)
総SM数192?144
サブコア未定4 (各SM当たり)
FP32128 (各SM当たり)?128 (各SM当たり)
FP32+INT32未定128 (各SM当たり)
CUDAコア24,567?18,432
ワープ数未定64 (各SM当たり)
スレッド未定2048 (各SM当たり)
L1キャッシュ未定192KB (各SM当たり)
L2キャッシュ未定96MB (各GPU当たり)
ROPs未定32 (各GPC当たり)
メモリ規格GDDR7GDDR6X
最大メモリバス幅512ビット384ビット
最大メモリ容量32GB24GB

Sources

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