Microsoftの「Copilot+ PC」ローンチパートナーはQualcommとなったわけだが、今回Qualcommは同社の「Snapdragon X Elite」及び「Snapdragon X Plus」チップを搭載し、Copilot+ PCと認定された複数のOEMによる初期のラインナップを公開した。
Qualcommは、Snapdragon Xシリーズチップは、Copilot+ PCの定める「40TOPS」を上回る45TOPSを誇り、搭載されているNPUが、ノートPC向けのワットあたりNPUパフォーマンスでM3の最大2.6倍、Core Ultra 71の最大5.4倍を実現すると主張している。また、最先端のQualcomm Oryon CPUにより、Snapdragon X Eliteはワットあたりの性能で、競合他社のPC CPUのピーク性能に匹敵する性能を60%少ない消費電力で実現すると述べている。
具体的なラインナップは以下の通りだ。
Acer
Snapdragon X Elite及びPlusを搭載した、「Swift 14 AI」を発表した。Purified Voice 2.0
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Asus
Asusの「Vivobook S 15」は、Snapdragon X Elite及びPlusを搭載する。15.6インチの3K 120Hz有機ELディスプレイを採用し、ASUS IceCool Thermalテクノロジーにより、45WのTDPを実現する。バッテリー持続時間は18時間を誇る。
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Dell
Dellは、Snapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusを搭載した新しいノートパソコン5機種を発表した。ラインナップは、「XPS 13」、「Inspiron 14 Plus」、「Inspiron 14」、「Latitude 7455」、「Latitude 5455」となり、コンシューマー向けと法人向けの包括的なポートフォリオとなる。
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HP
HPは、Snapdragon X Eliteプロセッサーを搭載した「HP OmniBook X AI PC」と「HP EliteBook Ultra AI PC」を発表した。最大26時間のバッテリー駆動時間、急速充電、オンデバイスAI駆動などの特徴に加え、HP EliteBook Ultraは、ユーザー認証情報やその他の重要なデータを保護するハードウェア・セキュリティ機能でファームウェア・レベルまでPCを保護するように設計されたWolf Pro Security Next Gen Antivirus(NGAV)、Microsoft Secured-Core PC指定(セキュアなID、セキュアな認証、暗号化サービスを提供するチップ・ツー・クラウド・セキュリティ技術)、3年保証など、法人顧客向けの追加機能も提供する。
詳細はそれぞれ、「HP OmniBook X AI PC」と「HP EliteBook Ultra AI PC」。
Lenovo
Lenovoは、Snapdragon X Eliteを搭載した「Lenovo Yoga Slim 7x」と「Lenovo ThinkPad T14s Gen 6」を発表した。
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Microsoft
Microsoftは、Snapdragon X EliteおよびSnapdragon X Plusプロセッサを搭載した「Surface Pro」と「Surface Laptop」を発表した。
Surface ProはHDR有機ELが選択でき、Surface Laptopはディスプレイは13.8インチと15インチから選択できる。
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Samsung
Samsungは、Snapdragon X Eliteを搭載した「Galaxy Book4 Edge」を発表した。14インチと16インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイサイズが選択可能だという。また、Googleの「かこって検索」やライブ翻訳、チャット・アシストといったGalaxyのAI機能にも対応している。
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