Samsungは、サンノゼで開催されたGalaxy Unpacked 2025イベントにおいて、同社の新しい超薄型スマートフォン「Galaxy S25 Edge」の登場を予告した。約6.4mmの薄型ボディを特徴とする本機は、2025年4月頃の発売を予定している。
歴史的な「Edge」ブランドの復活
Samsungは、Galaxy S25、Galaxy S25+、Galaxy S25 Ultraの発表に続き、イベント終盤で「One more thing」的な演出とともにGalaxy S25 Edgeを披露した。「Edge」の名を冠した端末は、Galaxy S6 Edge、Galaxy S7 Edge以来となる。同社のモバイル事業部門責任者であるTM Roh氏は、Bloombergのインタビューで「S25 Ultraの優れた性能をよりスリムなフォームファクターに収めることを目指した」と語っている。
革新的な薄型デザインと期待されるスペック
Galaxy S25 Edgeの最大の特徴は、約6.4mmという薄型ボディだ。これは通常のGalaxy S25の7.2mmと比較して、大幅な薄型化を実現している。デザイン面では、他のGalaxy S25シリーズと同様のデザイン言語を踏襲しつつ、背面カメラはデュアルカメラシステムを採用。200MPのメインカメラと50MPの3.5倍光学ズームテレフォトカメラを搭載するとされている。
内部仕様については、Snapdragon 8 Elite For Galaxyチップセットと12GBのRAMを搭載し、ディスプレイは約6.7インチになると見られている。
価格については、Galaxy S25 Ultra($1,299)を下回る価格帯での展開が予定されている。TM Roh氏は「Ultraモデルより低価格に設定し、より多くの顧客にアクセス可能な製品として位置付けたい」と述べている。
この動きは、Appleが2025年後半に発売を予定しているとされる超薄型の「iPhone 17 Air」(厚さ約5.5mm)への先制攻撃という見方もある。業界関係者によると、Samsungは2024年5月にiPhone 17 Airの噂が浮上して以降、Galaxy S25 Edgeの開発を本格化させたとされている。
Sources
コメント