サイエンス– Science –
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MITが電力を貯蔵できるコンクリートを開発、住宅自体を巨大バッテリーにすることや、道路からEVに直接電力を供給することも可能に
住宅用蓄電池は災害時のバックアップ電源として有用ではあるが、高価であり、またスペースも取る。リチウムイオン電池は環境問題の懸念も生み、リチウム自体の供給への不安もつきまとう。だが、結局の所、エネルギーを貯蔵しておく有効な代替手段はなかっ... -
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宇宙最初の星を探す新しい方法
天文学の聖杯の一つは、最初の星を観測することである。現在、香港大学の天文学者Jane Lixin Daiが率いるチームが、これらの星を検出するための新しい方法を提案している。この方法が成功すれば、宇宙の起源に関する新たな窓を開くことができると期待され... -
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世界最薄のレンズは原子3個分の厚さしかない
薄いレンズと言えば、一般的に想像されるのはコンタクトレンズだろうか。一般的には0.1mm程度とされているが、世界最薄のレンズはなんとその10万分の1以上の薄さを実現したというのだ。 ナノメートルレベルの厚さのレンズはARゴーグルへの応用も期待出来る... -
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ユークリッド望遠鏡:科学者が語る暗黒物質と暗黒エネルギーの本質を理解するための探求
2023年7月1日、ユニークな欧州の宇宙望遠鏡であるユークリッドがケープカナベラルから打ち上げられた。この打ち上げは、私の天文学者としてのキャリアの中で間違いなくハイライトであったが、何年もの作業の結果がロケットに乗せられるのを見ることは、心... -
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まるで陰陽太極図の様?量子もつれ状態の光子をリアルタイム可視化することに成功
本記事は旧サイトにおいて2023年8月29日に公開した記事を加筆・修正した物です。 量子力学が明らかにした現実離れした現象の1つに「量子もつれ」がある。量子もつれ状態の粒子はリンクしており、例えば量子もつれ状態の粒子を互いに遠方まで(宇宙の端と端... -
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携帯型3Dプリンターの実現に繋がる世界初のチップベース3Dプリンターの開発に成功
キャンプ場でフックが必要になったが忘れてしまった時、その場ですぐに簡単に3Dプリンターで作製出来たら便利だろう。従来の3Dプリンターはいくら小型な機器でも卓上に据え付ける必要があるサイズではあり、持ち運びには適さない物だ。 だが今回、MITとUni... -
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海水からリチウムを効率的に抽出する画期的な方法が発見された
電気自動車の成長や、スマートフォンがより大容量のバッテリーを必要とする中、リチウムイオン電池の有望な代替は未だなく、リチウムの需要は増え続けているのが現状だ。だが、現在の抽出には岩石や塩水といった高濃度のリチウム源を必要とし、抽出自体に... -
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NASA、地球のように居住可能な惑星を発見するため最先端の宇宙望遠鏡を計画中
NASAは居住可能な惑星を探すための望遠鏡を建設する計画を立てている。「Habitable Worlds Observatory(HWO)」と名付けられたこのプロジェクトは、少なくとも10年先の計画であるが、NASAは必要な基礎技術の開発を開始した。次世代の光学技術、ミッション... -
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SpaceX、4回目の飛行試験で大成功を収める
SpaceXのStarshipは、今日の4回目の無人飛行試験で高評価を得て、2026年までにNASAの宇宙飛行士を月に送る任務を担う打ち上げシステムの開発に大きな進展を遂げた。 Super Heavyブースターは、南テキサスのSpaceXのStarbase複合施設から中央標準時午前7時5... -
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宇宙からの奇妙で断続的な電波信号が天文学者を困惑させている
天文学者が電波望遠鏡を宇宙に向けると、時折、広大な宇宙の彼方から発せられる断続的な電波のバーストを検出することがある。これらは「電波トランジェント」と呼ばれ、一度だけ現れて再び見られることのないものもあれば、予測可能なパターンで点滅する...