Googleの親会社であるAlphabetは、3月31日に終了した2024年第1四半期の最新決算を発表したが、この発表の席で、同社としては史上初の配当金支払いを発表した。
プレスリリース(PDF形式)によると、6月10日以前に同社株を保有していた株主を対象に、6月17日から現金配当を開始することが明らかになった。金額は1株あたり20セントで、Alphabetは今後も四半期ごとに配当金の支払いを計画している事も明かしている。
Alphabetの2024年第1四半期の売上高は805億4000万ドルで、前年同期の697億9000万ドルから増加し、純利益は236億6200万ドルで、前年同期の150億5100万ドルから増加した。
屋台骨であるGoogleの検索事業は、前年同期の403億5,900万ドルから461億5,600万ドルとなった。Googleのサブスクリプション、プラットフォーム、デバイス部門は、合計で87億3,900万ドルの収益を計上した。これは前年同期の74億1300万ドルから増加している。
CNBCによると、この数字は金融アナリストの事前予想を上回った。これらの発表を受け、Alphabetの株価は時間外取引で15%の急騰を見せている。
Alphabet CEOのSundar Pichai氏はプレスリリースで以下のように述べている:
第1四半期の業績は、検索、YouTube、クラウドの好調を反映しています。ジェミニ時代は順調に進んでおり、全社的に大きな勢いがあります。AI研究とインフラストラクチャーにおける当社のリーダーシップと、グローバルな製品展開により、当社はAIイノベーションの次の波に対して有利な立場にあります。
先週、GoogleはAI開発の加速を図るため、大規模な組織再編を発表した。AI部門とリサーチ部門の大部分を1つのチームに統合し、ハードウェア・チームとAndroid及びChromeチームを1つのプラットフォーム&デバイス部門に統合している。
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