Googleが同社初の配当金支払を発表した事を受けて株価が急騰

masapoco
投稿日
2024年4月26日
google search top scaled

Googleの親会社であるAlphabetは、3月31日に終了した2024年第1四半期の最新決算を発表したが、この発表の席で、同社としては史上初の配当金支払いを発表した。

プレスリリース(PDF形式)によると、6月10日以前に同社株を保有していた株主を対象に、6月17日から現金配当を開始することが明らかになった。金額は1株あたり20セントで、Alphabetは今後も四半期ごとに配当金の支払いを計画している事も明かしている。

Alphabetの2024年第1四半期の売上高は805億4000万ドルで、前年同期の697億9000万ドルから増加し、純利益は236億6200万ドルで、前年同期の150億5100万ドルから増加した。

屋台骨であるGoogleの検索事業は、前年同期の403億5,900万ドルから461億5,600万ドルとなった。Googleのサブスクリプション、プラットフォーム、デバイス部門は、合計で87億3,900万ドルの収益を計上した。これは前年同期の74億1300万ドルから増加している。

CNBCによると、この数字は金融アナリストの事前予想を上回った。これらの発表を受け、Alphabetの株価は時間外取引で15%の急騰を見せている。

Alphabet CEOのSundar Pichai氏はプレスリリースで以下のように述べている:

第1四半期の業績は、検索、YouTube、クラウドの好調を反映しています。ジェミニ時代は順調に進んでおり、全社的に大きな勢いがあります。AI研究とインフラストラクチャーにおける当社のリーダーシップと、グローバルな製品展開により、当社はAIイノベーションの次の波に対して有利な立場にあります。

先週、GoogleはAI開発の加速を図るため、大規模な組織再編を発表した。AI部門とリサーチ部門の大部分を1つのチームに統合し、ハードウェア・チームとAndroid及びChromeチームを1つのプラットフォーム&デバイス部門に統合している。


Sources



スポンサーリンク


この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • tsmc semiconductor wafer
    次の記事

    TSMC、2nmプロセス「N2」ファミリーの詳細を発表、裏面電力供給は採用せず、NanoFlexによるセルの最適化で15%の性能アップ

    2024年4月26日
  • 前の記事

    NASAの新たなソーラーセイルが打ち上げ成功

    2024年4月26日
    240214 odysseus
この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • data center server

    Apple、独自のAIサーバー向けチップ開発を本格化、WWDC 2024で発表か

  • artificial intelligence ai human

    Microsoft、OpenAIのGPT-4やGoogleのGeminiに匹敵する独自の大規模言語モデル「MA-1」を開発中と報じられる

  • openai

    OpenAIとStack Overflowが提携、正確で検証されたデータをChatGPTに導入し、より優れたコーディングを実現

  • 2b84870593375b1b6a6edce85ca1c6fb

    GoogleとMetaが相次いで医療向け言語モデルを発表

  • ai chatbot

    生成AIの登場でコンピューターサイエンスの教育現場ではカリキュラムにも大きな変化が生じている

今読まれている記事