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Nintendo Switch 2、北米に38万台出荷済み — 2025年初夏発売へ前進

2025年3月14日

任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」約38万台が2025年1月にベトナムの製造会社から北米に出荷されたことが明らかになった。これにより2025年初夏の発売時期が現実味を帯び、4月2日のNintendo Directで公式発表が予想される。

大規模な初期出荷が確認される

Nintendo関連の情報を追跡するFamiboardsフォーラムのユーザー「LiC」が「出荷マニフェスト」の追跡から得られたとする情報によると、ベトナムの製造会社HVBG(フンヴィン・ビジネス・グループ)から383,000台のNintendo Switch 2が1月17日から22日の間に北米へ出荷されたとのことだ。これらは全て「USZ」(米国/カナダ)地域コードを持ち、北米市場向けに生産されたものだ。

出荷には本体だけでなく、41,598台の充電グリップも含まれている。この充電グリップの製品コードは「BEE-A-ESSKA」で、初代Switchの充電グリップ「HAC-A-ESSKA」と類似した命名規則を採用している。

将来の生産規模と発売時期の予測

この38万台という数字は、任天堂の初期生産計画の一部に過ぎない可能性が高い。複数の報道によれば、HVBGは2024年12月の時点でSoC(システム・オン・チップ)やディスプレイなどのシステム1台あたり1個必要な部品を120万個、2025年1月までに170万個受け取っているという。これらの部品は全て米国向けユニットに組み込まれると予想されている。

業界アナリストは、Nintendo Switch 2の販売目標について「第1四半期に600万台、初年度に2,000万台」と予測している。今回確認された38万台の出荷は、その目標達成に向けた第一歩と見られる。

発売時期については、複数のソースが2025年初夏(5月または6月)を指摘している。これほどの規模の出荷が1月に行われていることを考慮すると、初夏の発売時期は非常に現実的な見通しだ。任天堂の社長である古川俊太郎氏は、過去に「Switch 2の発売時に十分な在庫を確保するために可能なすべての対策を講じている」と述べていた。

公式発表は4月2日のNintendo Directで

任天堂は4月2日にNintendo Switch 2に特化したNintendo Directを開催する予定だ。この発表会では、スペック、発売日、価格、そして発売タイトルなどの重要情報が明らかになると期待されている。

1月の初期発表では、Switch 2がマウスのような機能性を備える可能性を示唆するCGIトレーラーが公開された。また特許情報からは、次世代Joy-Conの設計に関する詳細も漏洩している。

スケーラビリティと供給体制の整備

任天堂は前世代機の発売時に見られた品薄状態や転売問題を避けるため、供給体制の強化に注力している。特に注目すべきは中国以外での生産拠点の確保だ。これはTrump政権下の関税問題を回避する戦略と見られている。

現状でも初代Switchへのソフト供給は継続しており、来週3月20日には『ゼノブレイド クロニクルズ X: ディフィニティブ エディション』の発売が予定されている。Switch 2では後方互換性が確保され、初代Switchiのタイトルもプレイすることが可能な予定だが、一部のタイトルは技術的な問題から対応しない可能性もあるという。


Sources

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