Appleは先日iOS 17.5をリリースし、いくつかの新機能を提供したが、同時に人によってはかなり致命的な(文字通り人生を終わらせる可能性のある)バグももたらしたようだ。複数のiPhoneユーザーが、iOS 17.5にアップデートした直後に、数年前に削除したはずの写真がライブラリに再び表示された事が報告されている。中には人には見せられない消したはずのヌード写真などもライブラリに出てきてしまったというのだ。
ストレージ上のデータがバグにより再浮上した可能性
RedditにSpecialist-Fix8528というユーザーが、数年前に撮影して削除したNSFWの写真が、iPhoneをiOS 17.5にアップデートした後に再び現れた投稿したことから、このバグは最初に明るみに出た。このユーザーはiPadでも同様の問題に直面し、数年前に削除したアートワークが再び現れたと述べている。
Redditのスレッドは人気を集め、何百人ものユーザーから同じような経験が報告され、このバグが広範囲に広がっている事が明らかとなった。彼らの状況を整理すると、どうやらこのバグはiCloudを全く使っていないユーザーからも報告されているため、ローカルストレージ管理のバグに起因するものの様だ。
写真の削除は通常、保存データとアクセス可能なユーザーインターフェイスの間の参照を破棄することで実現している。ストレージ上で上書きされていない限り、データは読めない状態でそこに残っている可能性がある。つまり、このバグは、この壊れたリンクを再構築し、ユーザー側で削除された写真のインデックスを再作成することで引き起こされているようだ。
今のところ、このバグを回避する方法はないようだ。iPhoneをiOS 17.5にアップデートした後、削除されたコンテンツが再び現れていないかどうか、写真アプリを手動でチェックする必要がある。ただし、すべてのユーザーがこの問題の影響を受けるわけではないようだ。
もし恥ずかしい写真を過去に削除している可能性がある場合は、他人にライブラリを見せる前にまずは写真が残っていないかどうかを確認した方が良いかも知れない。ただ、このバグの深刻度を考えれば、修正はまもなく行われるだろう。
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