Appleはうっかりなのか意図してか、製品発表時にM2 iPad AirのGPUを10コアとしていたが、実際には9コアしか搭載しておらず、現在製品ページやサポートページを修正しているようだ。
Apple曰く「9コアだが性能主張は正確」
9to5Macが最初にM2 iPad Airの仕様ページがひっそりと変更されていることを報じた事でこの変更は明るみに出た。Appleは当初この変更について何も情報を公開しておらず、公式サイトの情報を更新したのみである。アーカイブデータからは、この変更は5月の下旬に行われたものの様だ。
その後、Appleの広報担当者は9to5Macの問い合わせに対し声明を発している。以下が声明の全文だ:
M2 iPad Airのコア数を訂正するため、Apple.comを更新しました。M2 iPad Airの性能に関する記載はすべて正確であり、9コアGPUに基づいています。
ここで言う性能に関する記載とは、発表時に触れられた“新しいiPad AirはM1を搭載した従来のiPad Airと比べて50パーセント近く高速化”とするものと、“A14 Bionicを搭載したiPad Airと比較して、新しいiPad Airは最大3倍高速なパフォーマンスを発揮”と言う部分だろう。
これが単なる誤植なのか、当初は10コアGPUで販売するところが、歩留まりの関係から1コア削った物を販売せざるを得なかったかという、今回の変更についての原因は不明だ。ちなみに、9to5Macは、これまで8コアもしくは10コアというGPU構成のM2はあったが、9コア構成は初めてであると指摘している。
筆者が先日購入したM2 iPad Airの3D Mark Wild Life Extremeのベンチマークテスト結果は以下の通り。GPU性能に関しては、M1 iPad Airから50%の性能アップはなさそうだ。
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