サイエンス
中国のトリウム溶融塩炉、世界初成功の衝撃。砂漠で生まれた次世代エネルギーの全貌
中国が、次世代の原子力発電技術と目される「トリウム溶融塩炉」において、核燃料であるトリウムから核分裂性のウラン233への転換に世界で初めて成功したことが報じられた。この技術的快挙は、エネルギー安全保障、地球温暖化対策、そ […]
別名: SINAP, Shanghai Institute of Applied Physics
上海応用物理研究所(SINAP)は、中国科学院(CAS)に所属する主要な研究機関の一つである。物理学、化学、材料科学の先端研究を行っており、特に原子力エネルギー技術の分野で世界をリードしている。2011年から始まった中国の国家プロジェクト「未来先端核分裂エネルギー」において、トリウム溶融塩炉(TMSR)の開発を主導。甘粛省武威市に建設された実験炉「TMSR-LF1」において、世界で初めてトリウムからウラン233への転換を実証するなどの成果を上げている。次世代のエネルギー安全保障を支える核燃料サイクル技術の確立を目指している。