
Linux 7.1でTSCが起動必須に。x86カーネルが30年分の互換コードと決別した
Linux 7.1でTSCがx86 CPUの起動必須要件になった。1993年のPentium以来30年以上続いた「TSCがないかもしれない」という互換コードの前提が消え、Windowsが2012年に達成したのと同じ土台にLinuxが立った。
Linuxカーネルのメジャーバージョンの一つ。このリリースでは、AI生成されたバグレポートによるメンテナーの負担増を背景に、ISDN、ATM、AX.25、バスマウス、古いネットワークカードなどの1990年代のレガシーなハードウェアサポートおよびサブシステムが大幅に削除された。

Linux 7.1でTSCがx86 CPUの起動必須要件になった。1993年のPentium以来30年以上続いた「TSCがないかもしれない」という互換コードの前提が消え、Windowsが2012年に達成したのと同じ土台にLinuxが立った。
AIによる自動バグ検出ツールの普及でLinuxカーネルのセキュリティメーリングリストが重複報告により管理不能に陥ったため、新しいガイドラインが策定された。AI検出バグは「定義上、秘密ではない」との判断から公開リストでの報告を奨励し、報告者には修正パッチを伴う価値提供が求められる。

Linux 7.1では、AIが自動生成した大量のバグレポートが引き金となり、1990年代の通信・ハードウェア関連ドライバーなど計13万行以上のレガシーコードが削除された。これは、誰も使っていない古いコードの修正対応にボランティアのメンテナーが時間を費やすコストが臨界点を超えたためであり、AIが人間の意思決定に間接的に圧力をかける新たな課題を示唆している。

LinuxにおけるNTFSサポートの長年の課題が、2026年夏リリース予定のLinux 7.1で解決する。カーネル開発者Namjae Jeon氏が4年かけて書き直した新ドライバがメインラインに統合され、既存のFUSEベースや旧NTFS3ドライバの性能・信頼性の問題を大幅に改善する。これにより、WindowsとLinux間でのデータ転送速度が向上し、データ破損のリスクが低減され、特にマルチスレッド環境や大容量ドライブでの恩恵が大きい。

Linux 7.1におけるIntel 486(i486)プロセッササポートの完全な削除プロセスが進行中だ。37年前に登場したこのプロセッサは、現在のITインフラの土台を築いた金字塔であり、1990年代のパーソナルコンピュ […]