Googleが、2024年8月13日(日本時間8月14日午前2時)に予定されている「Made by Google」イベントに先立ち、新型スマートフォン「Pixel 9 Pro」および「Pixel 9 Pro Fold」の外観を一部公開した。これにより、数週間前から続いていた製品リークに対して、Googleが公式に対応する形となった。
相次ぐリークに対抗しGoogleが先手を打って公式に外観を公開
Googleは公式X(旧Twitter)アカウントと YouTube チャンネルを通じて、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldのティーザー動画を公開した。これらの動画では、両機種の特徴的なデザイン要素が明確に示されている。
Pixel 9 Proについては、背面上部に横長のカメラバーが配置されており、従来のPixelシリーズの特徴を踏襲しつつ、これを発展させ、より高級感が増したデザインとなっている。
一方、Pixel 9 Pro Foldは、前モデルのPixel Foldから大幅な設計変更が行われたことがティザー動画からは見て取れる。特に、ヒンジや内外両面のディスプレイのアスペクト比が刷新されたようだ。
両機種とも、AIテクノロジーの統合に重点を置いていることが強調されており、ティーザー動画では、Googleの大規模言語モデル「Gemini」との連携が示唆され、「Gemini時代のために作られたスマートフォン」というキャッチフレーズが使用されている。
Googleのオンラインストアでは、すでにPixel 9シリーズに関する情報を受け取るための登録ページが公開されている。このページでは、Pixel 9 Proの静止画像も確認できる。
Pixel 9シリーズについては、カメラセンサーの刷新が行われる事が報告されている。残念ながらメインカメラ(広角カメラ)は据え置きだが、超広角や望遠、そしてインカメラが強化され、特にPixel 9 Proモデルについては背面カメラ並みの大きなセンサーが搭載される見込みだ。
なお、Pixel 9 Pro Foldのカメラ性能については、前モデルから若干のダウングレードがあるという報道もあるが、これは新しい薄型デザインを実現するためのトレードオフである可能性がある。
8月13日に予定されている「Made by Google」イベントでは、Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Foldの4機種が発表される見込みだ。さらに、Pixel Watch 3も登場する可能性がある。
Googleのこの戦略的な先行公開により、製品への期待感が高まるとともに、8月13日のイベントへの注目度も増している。AIとの統合、カメラ性能、そして新しいフォルダブルデザインなど、Pixel 9シリーズがどのような革新をもたらすのか、発表が楽しみだ。
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