Microsoft Storeが、ゲームのインストールオプションを改善するテストを行っている。プレイヤーは、必要なコンポーネントだけを選択してダウンロードできるようになり、ストレージ容量の節約と、より自由なゲーム体験が可能になりそうだ。
ゲームのインストールを柔軟に制御
Microsoftは、Windows Insider ProgramのCanaryおよびDevチャネル向けに、Microsoft Storeのアップデート(バージョン22501.1401以降)をリリース。このアップデートにより、一部のゲームにおいて、個々のコンポーネントを選択してインストールできるようになった。
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例えば、『Call of Duty』や『Halo』のようなゲームでは、高解像度テクスチャやキャンペーンモードなどを、プレイヤーのニーズやPCのスペックに合わせて、個別にインストール(またはアンインストール)できる。これにより、ストレージ容量を節約しつつ、本当に必要な要素だけを楽しむことが可能になる。
インストール後のコンポーネント管理も容易
ゲームのインストール後も、Microsoft Storeの製品ページから「管理」ボタンをクリックすることで、インストールされているコンポーネントをいつでも変更可能になった。これにより、後から必要になったコンポーネントを追加したり、不要になったコンポーネントを削除したりすることも容易になる。
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この機能は、特に大容量のゲームや、高解像度テクスチャなどの追加コンテンツを提供するゲームにおいて有効だ。例えば、マルチプレイヤーモードをすぐにプレイしたい場合、高解像度テクスチャのダウンロードを後回しにすることで、より早くゲームを開始できる。
巨大化するゲームダウンロード問題への解決策
近年のPCゲームは、高画質化やコンテンツの充実により、ファイルサイズが巨大化する傾向にある。これにより、ストレージ容量の圧迫や、ダウンロード時間の長期化が問題となっていた。
今回のMicrosoft Storeのアップデートは、この問題に対する一つの解決策となる。プレイヤーは、自分のPC環境やプレイスタイルに合わせて、必要なコンポーネントだけを選択的にダウンロードできるため、ストレージ容量を節約し、より効率的にゲームを楽しめるようになるだろう。
XenoSpectrum’s Take
Microsoft Storeの今回のアップデートは、PCゲーマーにとって待望の機能追加と言えるだろう。近年のゲームの肥大化は、ストレージ容量やダウンロード時間の面で、ユーザーに大きな負担を強いていた。コンポーネント別のインストール機能は、この問題を緩和し、より柔軟なゲーム体験を可能にする。
特に、高解像度テクスチャやキャンペーンモードなど、必ずしも全てのプレイヤーが必要としないコンテンツを選択的にダウンロードできる点は、非常に合理的だ。これにより、ユーザーは自分のPCスペックやプレイスタイルに合わせて、最適なゲーム環境を構築できる。
ただし、この機能はまだテスト段階であり、対応するゲームも限られている。今後の展開に期待したい。
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