任天堂が待望の「Nintendo Switch」後継機を今週木曜日(1月16日)に正式発表する可能性が高まっている。複数の海外メディアが報じた。発表は主にハードウェアに焦点を当てたものになるとされ、ゲームラインナップについては後日改めて発表される見通しだ。
信頼性の高い情報筋が一斉報道
ゲームメディアEurogamerは「業界の囁き」として、任天堂が1月16日に次世代機を発表する準備を進めていると報道。この情報は、Microsoft社のマルチプラットフォーム展開計画をリークしたことで知られるNate the Hateポッドキャストによって最初に公になった。The VergeのTom Warrenも独自の取材により、今週の発表計画を確認している。
任天堂は現時点で正式な発表を行っていないものの、同社は2025年3月31日までに次世代機について発表を行うと明言していた。今回の発表時期は、先週のCES 2025や、1月23日に予定されているMicrosoftのXbox Developer Directとの日程的な重複を避けた戦略的なタイミングとみられる。
技術仕様と発売時期
複数の情報筋によると、新型機Nintendo Switch 2(仮称)には「T239」と呼ばれるNVIDIA設計のArmプロセッサが搭載される見込みだ。このチップには、2020年のGeForce RTX 30シリーズと同じAmpereアーキテクチャを採用した1,536基のCUDAコアが実装されているという。初代Switchの256コアと比較して6倍以上の演算能力を持つことになる。
また、ハードウェアレイトレーシングやDLSSアップスケーリングなど、最新のグラフィック技術にも対応する可能性が指摘されている。発売時期については2025年4月以降になるとみられ、これは十分なローンチタイトルを確保するための決定だとされている。
新ハードの形状とゲームラインナップ
CES 2025では、アクセサリーメーカーのGenkiが実機を基に制作した3Dプリント製の模型を展示。これによると、新型機は現行Switchよりも大型化するものの、基本的なデザインやボタン配置は踏襲されると言われている。
ソフトウェアラインナップについては、2月末から3月初旬に別途発表が行われる可能性が指摘されている。新作「マリオカート」がローンチタイトルとして登場し、3Dマリオの新作が2025年のホリデーシーズンに発売される可能性が報じられている。また、「ファイナルファンタジー7 リメイク」や「アサシンクリード ミラージュ」、「メタルギアソリッド デルタ」などの移植も検討されているという。
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