QualcommとMicrosoftは、開発者向けに特別に設計された「Snapdragon Dev Kit for Windows」を発表し、Snapdragon Xチップで動作するCopilot+ PCアプリを作成する事を支援している。
開発者向けに特別仕様のSnapdragon X Eliteが搭載
Snapdragon Dev Kit for Windowsは、2022年にMicrosoftが32GB RAMと、当時最新のSnapdragon 8cx Gen3を搭載し発売した「Windows Dev Kit」の後継となるものだ。
Snapdragon Dev Kit for Windowsには、6月に発売されるどのノートPCよりも大幅に高い、最大80Wの電力で動作する仕様のQualcommのSnapdragon X Eliteチップのラインナップの中で最も強力な特別なものが搭載されている。他のモデルと同じ12個のOryonコアを搭載し、基本速度は3.8GHzのままだが、この構成では2つのコアで4.3GHzまでブーストできる。その他、32GBのLPDDR5x RAM、512GBのNVMeストレージ、多くのポートが搭載されており、それがAppleのMac miniとほぼ同じサイズに収まっている。
詳しい仕様については以下の通りだ：
| 項目 | スペック |
|---|---|
| プロセッサ | Snapdragon X Elite (X1E-00-1DE) |
| CPU | Qualcomm Oryon CPU ・12コア、最大3.8 GHz ・トータルキャッシュ: 42 MB ・デュアルコアブースト最大4.3 GHz |
| GPU | Qualcomm Adreno GPU ・最大4.6 TFLOPS |
| NPU | Qualcomm Hexagon NPU ・最大45 TOPS |
| サイズ | 8インチ x 7インチ x 1.3インチ (199 mm x 175 mm x 35 mm) |
| メモリ | 32 GB LPDDR5x RAM |
| ストレージ | 512 GB Fast NVMe ストレージ |
| ソフトウェア | Windows 11 |
| セキュリティ | fTPM |
| 接続 | USB 4 Type-C x3 USB 3.2 Type-A x2 RJ45 イーサネット x1 3.5 mm オーディオジャック x1 HDMI x1 |
| ワイヤレス | Qualcomm FastConnect 7800 Mobile Connectivity System ・Wi-Fi 7 ・Bluetooth 5.4 |
| 同梱物 | Snapdragon Dev Kit for Windows 180W ACアダプター 電源ケーブル ユーザーガイド |
| 重量 | 970 g |
Qualcommによると、このデバイスは、Windows on Armプラットフォーム向けのアプリケーションやエクスペリエンスを作成、構築、テストするために必要な設定可能性とプログラマビリティを備えているとのことだ。
Surface Laptop 6は999.99ドルからの販売となる。ただし、誰でもDev Kitを購入できるかは不明だ。Qualcommのランディングページは現在、入手に必要な問い合わせフォームを紹介している。
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