物理学– tag –
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サイエンス
固体電子中に初めて“暗黒電子”が発見される、超伝導の仕組みを解明する希望の“光”となる可能性も
固体物質中に「暗黒電子」が存在することが初めて実証された。韓国・延世大学のKeun Su Kim教授を中心とする国際研究チームが報告したこの成果は、、量子力学の常識を覆す画期的な物で、超伝導体の謎解明や新材料開発に大きな影響を与える可能性を指し示す... -
サイエンス
電子の動きすらも撮影出来る世界最速の顕微鏡の開発に成功
超高速で動き回る電子の動きすらも捉えることが可能な世界最速の顕微鏡が誕生した。アリゾナ大学の研究チームが開発したこの画期的な顕微鏡は、1アト秒(1秒の100京分の1)という信じがたいほど短い時間間隔で観察できる能力を持ち、量子物理学や化学、生... -
サイエンス
マヨネーズが核融合発電への扉を開くかもしれない
マヨネーズと核融合という、同時に語られることがまず考えられないこの2つの単語が紙面を飾ることになるだろうとは誰が想像しただろうか。だが、科学の偉大な発見は、時に思いもよらぬ奇抜な発想からもたらされる。ペンシルベニア州のリーハイ大学の研究チ... -
サイエンス
不可能と考えられていた高温で超伝導特性が現れることが確認された
科学者たちが超伝導の重要な特徴を、これまで考えられていたよりもはるかに高い温度で観測することに成功した。この発見は、室温超伝導への道を開く可能性を秘めており、エネルギー効率の飛躍的な向上や、より小型で高性能な電子機器の開発につながる可能... -
サイエンス
ヒッグス粒子が今頃には宇宙を終わらせていたかもしれない – 私たちがまだここにいる理由
私たちの宇宙は安定しているように見え、137億年もの間存在してきたが、いくつかの実験によって宇宙が危険な崖っぷちに立っているリスクがあることが示唆されている。そしてそのすべては、たった1つの基本粒子の不安定性に起因している:ヒッグス粒子である... -
サイエンス
我々の生きる世界がシミュレーションなのかどうかを検証する壮大な実験が始まった
我々が生きる世界は本当に物理的な現実なのか、それともコンピューターが生成する精巧なシミュレーションなのか。この深遠な問いは長らく哲学者たちを魅了し、1999年の映画『マトリックス』で広く知られるようになった。そして今、この問いに科学的にアプ... -
サイエンス
これまでの限界を打ち破った画期的な発見が核融合の実現を後押しする
ウィスコンシン大学の物理学者たちが、核融合研究において画期的な成果を上げた。トカマク型核融合炉の密度限界として知られるグリーンワルド限界を10倍も上回る安定したプラズマの生成に成功したのだ。この成果は、持続可能なエネルギー源として期待され... -
サイエンス
観測史上最大のガンマ線バーストは物質と反物質との対消滅によって引き起こされたものかも知れない
2022年10月に観測された史上最も明るいガンマ線バースト「BOAT」が、宇宙最大の爆発を引き起こした可能性があることが明らかになった。NASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡による最新の分析結果から、この爆発が物質と反物質の消滅によって引き起こされた... -
サイエンス
チタン粒子ビームによって最も重い元素120が合成できる様になるかも知れない
チタンビームを用いた画期的な実験により、未発見の元素120の合成が現実味を帯びてきた。カリフォルニア大学バークレー校、ローレンス・バークレー国立研究所(Berkeley Lab)の科学者たちが、チタンビームを使用して元素116(リバモリウム)の合成に成功し、... -
サイエンス
トカマク型核融合炉の反応過程を3D視覚化することに成功
核融合エネルギーの未来が、驚くほど鮮やかに目の前に広がる。スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームが、トカマク型核融合炉の内部で起こる複雑な物理現象を、リアルタイムの3D可視化技術を用いて再現することに成功した。この画期的な取り組...