IntelのディスクリートGPUについては、開発が続いているという噂と、もう中止されたという噂が相半ばする状況が続いている。今回Intelのハードウェア・マニアである@miktdt氏は、同社がoneAPIにコードを追加し、次期GPUであるBattlemage G21をサポートしていることに気づき、これがBattlemage GPUの開発が続いている証拠であるとしてX上で報告している。
Battlemage BMG_G21がLLVMに言及される
前述のG21コードは、IntelのLLVMプロジェクトからのものだ。LLVMはモジュール式で再利用可能なコンパイラ技術の集合体で、GitHub上で公開されている。GPUベンダーはこのプロジェクトに注目し、リリースされていないアーキテクチャに対しても常に迅速にアップデートを提供している。
該当の箇所を見てみると、Intelの「BMG_G21」のいくつかの言及のうちの一つを見ることができる。さらに、「Battlemage G21 Intel graphics architecture」がoneAPIデバイスターゲットリストに具体的に記載されている。
3月下旬に報告された出荷マニフェストなどによると、IntelはBattlemageを2つのディスクリートGPU、つまりG21とG10に限定していることが示唆されている。
最近のリークの流れを総合すると、ミッドからハイエンドに位置する「G21」が、Intel Battlemage GPU製品の最初を飾る可能性が高そうだ。出荷マニフェストにはG10の言及が少なく、GitHubの主要なコードにもまだ登場していない。
ただし、IntelのBattlemageの発売時期に関する計画は、外部から見ると依然として不明瞭だ。ComputeBaseによれば、最初のBattlemage製品が秋に発売される可能性が示唆されている。
Sources
- GitHub: llvm/clang/lib/Driver/ToolChains/SYCL.cpp
- via VideoCardz: Intel’s BGM-G21 GPU added to LLVM project: potential first Battlemage GPU to launch
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