Appleが2025年に発売を計画しているとされる全く新しいデザインの薄型iPhone、通称「iPhone 17 Slim」について、その特徴とされる薄型デザインと引き換えにカメラが1つしか搭載されない可能性が浮上した。これは機能性を捨ててデザインを重視するAppleの大胆な戦略転換の可能性と言えそうだ。
デザインに全振りしたiPhone 17 Slim
著名なAppleサプライチェーン専門家であるMing-Chi Kuo氏の最新の報告によると、iPhone 17 Slimは従来のiPhoneラインナップを超えた「新しいデザイントレンド」を探求するモデルとして位置づけられている。この新モデルは、ハードウェアスペックよりも革新的なフォームファクターデザインに重点を置いているという。
主な特徴として、iPhone 17 Slimは約6.6インチのディスプレイを搭載し、解像度は約2,740 x 1,260ピクセルになると予想されている。プロセッサはA19チップを採用し、現行モデルと同様のDynamic Islandを備える見込みだ。
最も注目すべき点は、iPhone 17 Slimが単一のリアカメラ(広角カメラ)のみを搭載する可能性がある点だ。これは、2018年のiPhone XR以来、非SEモデルのiPhoneとしては初めての試みとなる。
さらに、フレームには現行のProモデルよりもチタンの含有率が低いチタン-アルミニウム合金が使用されると予想されている。また、Appleの自社開発5Gチップを採用する可能性も指摘されている。
これらの仕様変更は、Appleがデザイン面での革新を追求する一方で、一部の機能を犠牲にする可能性を示唆している。iPhone 17 Slimは、スペックよりもデザインを重視する消費者をターゲットにしている可能性があるようだ。
同時に、Kuo氏はiPhone 17シリーズからPlusモデルが姿を消す可能性も指摘している。現行のPlusモデルは新型iPhoneの出荷台数の5〜10%程度しか占めておらず、他の高級モデルと重複していると見られている。
iPhone 17 Slimの登場は、Appleのスマートフォン戦略の大きな転換点となる可能性があるが、シングルカメラデザインや性能面での制約や、価格も最上位のPro Maxよりも高価になるとの情報もあり、消費者にどのように受け入れられるかは未知数だ。2025年後半の発売に向けて、今後さらなる情報が明らかになることが期待される。
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