
テクノロジー
英海軍レーザー兵器「DragonFire」が高速ドローン撃墜に成功、1発2000円の破壊的コスト革命とは
かつてSF映画の中だけの存在と思われていた「レーザー兵器」が、いよいよ実戦配備のフェーズへと移行しつつある。 英国防省(MOD)および関連産業パートナーは、開発中の高出力レーザー指向性エネルギー兵器(LDEW)システム「 […]
別名: ドラゴンファイア, LDEW
DragonFireは、英国国防省およびMBDA UK、Leonardo、QinetiQなどの産業パートナーが共同で開発している高出力レーザー指向性エネルギー兵器(LDEW)システムである。複数のレーザービームを位相制御によって精密に合成する「コヒーレント・ビーム・コンビネーション(CBC)」技術を採用しており、長距離でも高いエネルギー密度を維持できる。1km先にある1ポンド硬貨を射抜くほどの極めて高い照準精度を誇り、時速650kmで飛行する高速ドローンの撃墜にも成功している。最大の特徴は経済性にあり、従来の迎撃ミサイルが1発あたり数億円を要するのに対し、DragonFireは1照射あたり約10ポンド(約2,000円)という圧倒的な低コストを実現する。これにより、安価なドローンを大量投入する飽和攻撃に対しても、弾薬切れの懸念なく対処可能な「コストの非対称性」の解消が期待されている。英海軍は2027年より45型駆逐艦への配備を予定している。