サイエンス
発電ロス5%でレンガに化ける太陽光パネル。景観条例をくぐり抜ける構造色フィルムの仕組み
ドイツのフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所が、既存の太陽光パネルに貼るだけでレンガや屋根瓦の外観を再現する新技術「ShadeCut」を開発した。この技術は、モルフォ蝶の羽の構造色を応用し、発電量を約95%維持したまま景観規制の厳しい歴史的建造物への太陽光発電導入を可能にする。
モルフォ蝶の羽に見られる構造色の原理を応用した光学コーティング技術。真空プロセスを用いてガラスやフィルム表面に微細な3Dフォトニック構造を形成し、特定の色を反射させつつ、発電に必要な光の大部分を透過させる。