
サイエンス
メルトダウン耐性核燃料「TRISO-X」、商業化へ最終関門。米で重要試験開始
エネルギーの未来をめぐる議論が白熱する中、原子力が抱える根源的な課題「メルトダウン」のリスクそのものを過去のものにするかもしれない、革新的な技術が実用化への大きな一歩を踏み出した。米国の原子力企業X-energyは202 […]
別名: TRISO燃料
TRISO-Xは、ウラン核を炭素や炭化ケイ素の多層構造でコーティングした微細な燃料粒子を、黒鉛マトリックスと共に球状(ペブル)に焼き固めた核燃料である。各粒子が独立した格納容器として機能するため、1,600度を超える極限の高温下でも放射性物質を封じ込めることができ、物理的にメルトダウンが起こらない設計となっている。この燃料は、同社のXe-100原子炉だけでなく、他の先進的原子炉への供給も想定されており、テネシー州オークリッジに初の商業規模の製造施設「TX-1」の建設が進められている。