テクノロジー
NIST、軽量暗号「Ascon」を正式標準化。IoT時代のセキュリティ基盤が遂に完成
米国立標準技術研究所(NIST)は2025年8月13日、軽量暗号化アルゴリズム「Ascon」ファミリーを正式な標準規格として発表した。これは、IoTデバイスや医療インプラントなど、リソースに極度の制約がある小型電子機器の […]
別名: アスコーン
Asconは、オーストリアのグラーツ工科大学、Infineon Technologies、ラドバウド大学の共同研究チームによって2014年に開発された軽量暗号アルゴリズムのファミリーである。計算能力、メモリ、電力供給が極めて限定的なIoTデバイスや医療用インプラントなどでの利用を想定して設計されている。2019年の暗号コンペティションCAESARで軽量暗号部門の最優秀賞を獲得し、その堅牢性と実装効率の高さが証明された。2025年8月、米国立標準技術研究所(NIST)により、リソース制約のある小型電子機器向けの標準暗号(NIST SP 800-232)として正式に選定された。認証付き暗号(AEAD)やハッシュ関数などのバリアントを含み、特にサイドチャネル攻撃に対する耐性を実装しやすい設計が特徴である。