サイエンス
スマホカメラが科学の眼に。パデュー大学、写真から「物質の指紋」を読み解く新技術を開発
普段、何気なくスマートフォンで撮影している一枚の写真。そこに写っているのは、思い出の風景や愛する人の笑顔だけではないかもしれない。もし、その写真から被写体を構成する物質の種類や化学的な状態、つまり「物質の指紋」とも言うべ […]
別名: Computational Photography Spectrometry, CPS
計算写真分光法(CPS)は、パデュー大学の研究チームが開発した、一般的なデジタルカメラやスマートフォンのRGB画像から物質固有の分光情報を復元する技術である。特殊な設計を施したカラーチャートを物理的な参照物として同時に撮影し、物理モデルに基づいた逆問題アルゴリズムを適用することで、高価な分光器に匹敵する1.5ナノメートルの分光分解能を実現する。AIの学習データに依存せず、物理法則に基づいて未知の物質のスペクトルを推定できる汎用性が特徴である。