サイエンス
ペロブスカイト太陽電池の「弱点」を完全克服:85℃の高温で1100時間耐久、マンチェスター大学が開発した「分子の接着剤」が拓くエネルギー革命
太陽光発電技術の世界において、長らく「夢の材料」と呼ばれながらも、ある致命的な弱点によって実用化への道を阻まれてきた技術がある。それが「ペロブスカイト太陽電池」だ。シリコンに匹敵、あるいは凌駕する高い発電効率と、フィルム […]
Thomas Anthopoulos教授は、マンチェスター大学に所属する材料科学およびデバイス物理学の専門家である。主にナノ材料、有機半導体、金属酸化物、そしてペロブスカイトを用いた次世代の電子デバイスや光電変換素子の研究に従事している。特に、低コストな印刷プロセスを用いた高性能デバイスの作製や、材料の界面制御による安定性向上において多くの先駆的な研究成果を上げている。科学誌『Science』や『Nature』関連誌に多数の論文を発表しており、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた耐久性向上の研究で中心的な役割を担っている。