テクノロジー
Intel CPUに新たなSpectre級脆弱性「Branch Privilege Injection」発覚:PCからサーバーまで広範囲に影響、対策と性能低下の行方は?
Intel製CPUのセキュリティに関する憂慮すべきニュースが、またしても飛び込んできた。スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)の著名な研究チームが、CPUの高速化に不可欠な「分岐予測」という仕組みを逆手 […]
別名: Speculative Execution
投機的実行は、現代の高性能プロセッサにおいて処理能力を向上させるための不可欠な最適化技術である。プログラム内に条件分岐(if文など)がある場合、CPUはどちらの経路に進むかを過去の履歴に基づき予測し、結果が確定する前にその先の命令を先行して実行する。予測が的中した場合はそのまま処理を継続できるため大幅な高速化につながり、予測が外れた場合は実行結果を破棄して正しい経路をやり直す。しかし、この先行実行中にアクセスされたデータがキャッシュメモリに痕跡を残す性質があり、これがSpectreやBPIといったサイドチャネル攻撃の標的となっている。