AppleがApp Storeにおけるレトロゲームエミュレータの規制を緩和してから1か月、この短い期間に既にいくつかのエミュレータが登場し、話題となっている。すぐに登場したゲームボーイエミュレータのiGBAは、元々GBA4iOS(現Delta)と呼ばれるエミュレータの著作権を侵害しているということで削除されたが、その後は任天堂の携帯ゲーム機エミュレータ「Delta」や任天堂ゲーム機、PSに対応する「Provenance」(こちらはまもなく登場)など、エミュレータ自体は“健全な”ものがいくつか登場している。
そして今回、初のPlayStation 1(PS1)ゲームエミュレーターである「Gamma」がiPhoneおよびiPad向けにApp Storeに登場した。Benjamin Starkによって開発された「Gamma」は、画面上のコントローラースキンをカスタマイズでき、Bluetoothコントローラーもサポートしているようだ。また、有線コントローラーを接続して、iPhone、iPadでPS1ゲームをプレイすることも可能であり、無線キーボードも利用できるという。
さらに、複数のゲームをプレイする予定のユーザーにとって嬉しいのは、Google DriveやDropboxのサポートがある点だ。これにより、ディスクイメージのバックアップや進行状況の保存が可能となる。Gammaは、ゲームやセーブデータのバックアップ方法やサービスをユーザーが選択できるオプションも提供している。
Gammaレトロゲームエミュレーターは、Deltaエミュレーターのコードベースを元にPS1コアを組み込んだもののようだ。
ゲームを始めるには、App Storeにアクセスし、iPhoneやiPadにGammaエミュレーターをインストールする必要がある。エミュレーターを起動後、’+’(プラス)アイコンをタップしてROMをインポートすると、すべてのゲームが自動的にアートワークと共に表示される。なお、ROMは自分で手に入れる必要がある。ちなみに、アプリには全画面広告が表示されるようだ。
Sources
- App Store: Gemma – Game Emulator
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