「Lunar Lake」プロセッサーを発表したばかりのIntelは、まだあまり生成AIに触れたことのないユーザーを自社プラットフォームに取り込むべく、新たな無料ツール「AI Playground」を披露し、今夏無料提供することを明らかにした。
IntelプロセッサのAI性能を体感
IntelのAI Playgroundは、生成AIツールをまだ使った事のないユーザー向けに、昨今話題の生成AIでどのようなことが可能になるのか、一つのツールで様々なAI機能を試すことが可能になっている。
AI Playgroundで利用可能な機能は、「画像生成」「プロンプトベースの画像編集」「ローカルLLMによるチャット」となる。Intelによれば機能はあえて初心者向けに限定したものとなっており、これを足がかりにより詳細なツールにステップアップしていけるような「スターター・ツール」としてAI Playgroundは作成されているという。
画像生成機能はStable Diffusion 1.5モデルが採用されており、AdobeのFirefly画像生成のようなUIを使って、ユーザーは直感的に画像を生成したり、画像や解像度を切り替えたり、範囲を選択して一部を編集したりと言った事が可能だ。初心者が戸惑わないように、一般的な画像生成AIツールで用いられるような高度な機能タブは後ろ側に隠されているが、マニュアルモードに切り替えることで、高度な出力調整も可能になっている。
ローカルAIチャットボット機能では、元々学習されている内容に加え、ローカルのテキストファイルを使用して、学習させ、精度を改善することができ、そうした情報に基づいて回答を生成してくれる。
AI Playgroundは、Intel Xeコアと Intel Arc GPUの専用 AI XMX エンジンに最適化されており、Intel Arc GPUを内蔵したIntel Core Ultraプロセッサ、または8GB以上のVRAMを搭載したIntel Arcグラフィックボード搭載PCで利用可能だという。
リリースは今夏の予定だ。
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