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AppleがWWDCで発表するAI機能「Apple Intelligence」ではEメールやSafari、Siriの大きな改善が含まれる

Y Kobayashi

2024年6月8日

Appleは6月10日(現地時間)に開催される開発者会議「WWDC 2024」において、大々的なAIへの取り組みを発表すると見られている。Bloombergの最新の報道では、同社の取り組みは「Apple Intelligence」と名付けられ、既存のiPhone、iPad、Mac製品の一部でも利用可能なようだ。そして、プライバシーに懸念を持つユーザーへの配慮として、この機能はオプトインとして提供されるという。

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AppleはAI機能に新たなブランド名を冠し競合との差別化を図る

AppleのAI機能「Apple Intelligence」は、Appleの技術と、先日提携が報じられたOpenAIの技術とを組み合わせて実現されるようだ。当初、生産性の向上に焦点を当てた機能が多く発表されるという。Bloombergによると計画されている昨日は以下のものの様だ:

  • Safari内の記事やWebサイトの要約、会議メモ、テキスト、Eメールの作成
  • Eメールやメッセージの自動返信候補
  • 受信メールの自動振り分け
  • 正確なアプリコントロールと高度なコマンドを備えた新バージョンのSiri
  • 入力された単語やフレーズに基づいてカスタム絵文字を作成
  • 音声録音の自動書き起こし
  • 人物やオブジェクトを削除するためのAI強化された写真編集
  • GitHub Copilotのように、XcodeにAI機能が追加され、コード補完をアシスト

AI機能はベータ版であり、ユーザーが利用するかどうか事前に許可を得る形で利用できる「オプトイン」方式で提供され、セキュリティ機能も大きくアピールされるようだ。AI機能は、その機能の複雑さに応じてデバイス上での実行か、クラウド上で実行されるかはApple Intelligenceが自動で振り分けるようだ。

特に大きな注目を集めることになるのは、Appleの音声アシスタント「Siri」のアップデートだろう。Siriは誕生以来で最も大きな改良が加えられ、大きく音声認識機能や応答精度が改善され、アプリ内の機能やアクションを音声で賢くコントロールできるようになるという。例えば、メールの削除、写真の編集、ニュース記事の要約などのアクションが出来るとのことだ。当初はApple純正のアプリへの対応のみとなるが、来年にはサードパーティ製アプリにも対応を拡大するという。


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