Appleが2025年に発売を予定しているiPhone 17シリーズ全モデルに、現行のiPhone 16 Proモデルで採用されているSamsung製の高性能「M14」OLEDディスプレイパネルが搭載される可能性があることが、WeiboのリーカーInstant Digital氏の情報により明らかになった。
iPhone 17、全モデルで120Hz ProMotionに対応か
Samsungの「M」シリーズOLEDパネルは、フラッグシップスマートフォン向けに製造されており、「14」はその製造に使用される高性能材料の数を指す。「M14」パネルは、昨年のAppleのiPhone 16 Proモデルで使用され、青色発光層の効率改善により、以前のM13パネルと比較して輝度が30%向上し、寿命も長くなっている。
興味深いことに、Samsungの最新Galaxy S25 Ultraは、旧式のM13パネルの改良版を使用しているため、少なくともいくつかの点においては、通常のiPhone 17およびiPhone 17 Airの方が客観的に優れたディスプレイを持つ可能性がありそうだ。
Appleが全モデルにM14パネルを使用することは、ProMotionをすべてのiPhone 17モデルに拡大し、必要に応じて120Hzのリフレッシュレートに上げて、よりスムーズなスクロールとビデオコンテンツを実現するというAppleの意図と一致する。これまで、ProMotionはAppleのiPhoneラインナップの「Pro」モデルのみに搭載されていた機能だったが、iPhone 17ではいよいよこれが全モデルに採用されるかもしれない。
ProMotionは、iPhone 17およびiPhone 17 Airのディスプレイを、より電力効率の高い1Hzのリフレッシュレートまで下げることができ、デバイスがロックされている場合でも、ロック画面の時計、ウィジェット、通知、および壁紙を表示できる常時表示を可能にする。
ちなみに、iPhone 16 Proに搭載されているOLEDパネルの平均輝度は1033ニトで、色精度も非常に優れていた(DeltaE2000値は0.98)。ただし、他のOLEDスクリーンと同様に、約240Hzという低いPWMが欠点として挙げられている。
iPhone 17のディスプレイサイズ、大型化の噂も
昨年のiPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxは、ディスプレイサイズがそれぞれ6.12インチおよび6.69インチから6.27インチおよび6.86インチに拡大された。2025年には、Appleは標準のiPhoneモデルにも6.27インチの大型ディスプレイを導入すると予想されており、Plusモデルに代わるiPhone 17 Airは6.6インチのディスプレイを搭載すると噂されている。つまり、iPhone 17 AirはiPhone 17よりも大きいが、iPhone 17 Pro Maxよりは小さくなる。
これらの情報は、あくまで噂であり、注意が必要だ。Appleは長い間、ProMotionディスプレイをProモデルに限定してきた。そのため、今回のリークが事実であれば、非ProモデルのiPhoneに120Hzパネルを提供することは、Appleの製品ラインナップにおいて大きな変化となるだろう。
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