任天堂が待望の次世代ゲーム機「Nintendo Switch 2」を正式発表した。ハイブリッドゲーム市場での支配的地位を維持するための重要な一手となる今回の発表は、2分間の公開トレーラーを通じて行われた。既にリークされていたいくつかのデザイン要素が確認される一方、技術仕様の詳細は4月2日に予定されているNintendo Directまで明かされない形となっている。
ハードウェアの進化がもたらす注目すべき設計変更
Nintendo Switch 2は、前モデルから複数の重要なハードウェア改良が施されている。本体は大型化した画面を採用し、上部には追加のUSB-Cポートがヘッドフォンジャックと並んで配置された。
また、U字型に改良された折りたたみスタンドにより、従来のSwitchで指摘されていた安定性の問題が解決され、より幅広い角度での設置が可能となっている。
最も顕著な変更点は、Joy-Conコントローラーだ。従来モデルより大幅に大型化し、カラーアクセントを配したブラックデザインを採用している。また、現行Switchの垂直スライド式から磁気による装着システムへと変更された。ショルダーボタン付近の水平レバーで取り外しが可能となり、右Joy-Conにはホームボタンの下部に新たな四角いボタンが追加されている。
トレーラーでは、Joy-Conをマウスのように平面上でスライドさせることができるホルスターも公開され、新しい操作方式に関する従来の噂が裏付けられた。
ソフトウェア戦略と後方互換性
任天堂は、Switch 2が物理・デジタル両方の現行Switchゲームと後方互換性を持つことを確認している。ただし、「一部のNintendo Switchゲームについては対応していないか、完全な互換性を確保できない場合がある」という但し書きが付されている。Nintendo Switch Onlineサービスは新プラットフォームでも継続される。
発表トレーラーでは、新作マリオカートの映像が短く公開され、広大な砂漠環境のレースが示された。この発表のタイミングを正確に予測していた業界インサイダーのNate the Hateは、新作マリオカートが発売時から使用可能で、新作3Dマリオが年末商戦期に登場すると示唆している。
発売戦略とパブリックイベント
4月2日のNintendo Directに続き、世界各地で「Nintendo Switch 2体験会」イベントが開催される予定だ。
日本では4月26日(土)4月27日(日)に幕張メッセで開催される。参加は無料だが抽選での当選者のみ参加が可能だ。応募受付は2月20日(木)15時まで、こちらの特設サイトで受け付けている。
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