Broadcom傘下のVMwareは、同社のデスクトップ仮想化ソフトウェア製品「Workstation Pro」と「Fusion Pro」を個人使用に限り無料で提供することを発表した。
個人ユーザーの仮想マシン利用の敷居を下げる
VMwareの「Workstation Pro」はWindowsまたはLinuxを実行しているPCユーザー向けに仮想マシン環境を提供し、「Fusion Pro」はIntel CPUまたはApple独自のプロセッサを搭載したMacシステム向けに仮想マシン環境を提供するものだ。
この2つの製品により、ユーザーは別のオペレーティング・システムを実行したり、特定のソフトウェアを実行するためのサンドボックスを作成したりする目的で、ローカル・コンピューター上に仮想マシンを作成することができる。
「これは、Mac、WindowsまたはLinuxコンピュータ上の仮想ラボを必要とする日常的なユーザーは、単に登録し、support.broadcom.comに位置する新しいダウンロードポータルからビットをダウンロードすることによって、無料でそれを行うことができることを意味します」と、VMware Desktop Hypervisor製品担当プロダクト・マネージャのMichael Roy氏は述べている。
VMwareアカウントを登録し、Workstation ProまたはFusionをインストールすると、個人使用か商用かを尋ねる画面が表示される。
VMwareによると、ユーザーが商用サブスクリプションを必要とするユースケースかどうかは、ユーザー自身が決めることになるという。同社によれば、2つのバージョンに機能的な違いはなく、視覚的な違いは、無料版では、「この製品のライセンスは個人使用のみです」というテキストが表示されることだけだという。
企業で使用する場合は、購入したライセンス・キーを入力する必要がある。しかし、個人ユーザーの場合は、このオプションを選択するだけで、制限のないすべての標準機能がインストールされる。
VMwareによると、フル機能の製品が無料になったため、Workstation PlayerとFusion Playerの販売を終了するとのことだ。
VMware Player製品を使用している人には、Proバージョンへのアップグレード手順が提供されている。
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